ニュース速報

ビジネス

ドル113円前半で方向感欠く、株価の戻り一服で

2016年03月08日(火)15時30分

 3月8日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク午後5時時点に比べ、ドル安/円高の113.14/16円だった。写真はペルー・リマで昨年10月撮影(2016年 ロイター/Guadalupe Pardo)

[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク午後5時時点に比べ、ドル安/円高の113.14/16円だった。午前中に中国貿易統計の弱い結果への思惑でいったん112円台後半に下落したが、午後は日経平均株価が下げを縮めるのを眺め、ドル/円も113円台に値を戻した。その後は株価の戻りが一服し、ドル/円も方向感が出なかった。

午前中の112円後半への下落で「いったん下攻めをやった印象」(国内金融機関)との声が聞かれた。日経平均株価や原油先物が後場に持ち直し、リスク回避ムードがやや和らぐと、ドル/円も一時113.25円に上昇した。

もっとも、112円台に下押しした場面でもドル買いの動きは強まらず「底堅いという様子ではない」(邦銀)との声も聞かれた。大引けにかけて株価の戻りが一服すると、ドル/円は113円前半で伸び悩んだ。

前日の海外時間から、株価や原油価格の堅調さに比べてドル/円は上値の重さが意識されており、投機筋の間ではあらためてドルショートのポジションをつくる動きも観測されたという。

欧州中央銀行(ECB)理事会や日銀会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)といった重要イベントが来週にかけて予定されており「目先は方向感が出にくい」(邦銀)との声が聞かれた。

<朝方から上値重く>

ドルは、朝方の取引で113円半ばを試したが上抜けず、徐々に売りがかさんだ。日経平均が下げ幅を拡大する中で、ドルの上値は次第に重くなった。正午にかけては中国の2月の貿易統計が一段と弱い結果となるとの思惑から、113円を割り込んで1週間ぶり安値(112.75円)を付けた。

ドル/円相場は、上海株下落に歩調を合わせて下げ幅を拡大していたため、実際に統計が発表された後の値動きは限定的で、若干買い戻された。

2月の中国貿易収支は325.92億ドルの黒字と市場予想を下回った。輸出は前年比25.4%減と2009年5月以来最大の落ち込みとなった。輸入は前年比13.8%減で予想の10%減を上回る下げ幅となった。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 113.14/16 1.1015/19 124.63/67

午前9時現在 113.48/50 1.1011/15 124.96/00

NY午後5時 113.44/46 1.1013/15 124.95/99

(為替マーケットチーム)

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

マクロン仏経済相が辞任、大統領選への出馬狙いか

ビジネス

米8月CB消費者信頼感11カ月ぶり高水準、労働市場

ビジネス

米6月ケース・シラー住宅価格指数5.1%上昇、市場

ワールド

プーチン大統領、英・トルコ首脳らと会談へ G20開

MAGAZINE

特集:トランプの黒歴史

2016-9・ 6号(8/30発売)

アメリカ大統領選を揺さぶり続けるトランプ──。「不動産王」が語りたがらないビジネスの汚点とは

人気ランキング

  • 1

    中国で性奴隷にされる脱北女性

  • 2

    キルギスの中国大使館に自動車が突入し爆発、自爆テロか

  • 3

    中国、安倍首相のアフリカ訪問を警戒――日本を常任理事国入りさせてはならない!

  • 4

    住民に催涙弾、敵前逃亡、レイプ傍観──国連の失態相次ぐ南スーダン

  • 5

    インドネシアが南シナ海に巨大魚市場──対中強硬策の一環、モデルは築地市場

  • 6

    海保の精神は「正義仁愛」――タジタジの中国政府

  • 7

    女性の半数が「夫は外、妻は家庭」と思っているのに、一億総活躍をどう実現するのか

  • 8

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 9

    アメリカの「ネトウヨ」と「新反動主義」

  • 10

    「キンドル読み放題」の隠れた(けれども大きな)メリット

  • 1

    中国で性奴隷にされる脱北女性

  • 2

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 3

    歯磨きから女性性器切除まで、世界の貧困解決のカギは「女性の自立」にある

  • 4

    海保の精神は「正義仁愛」――タジタジの中国政府

  • 5

    フィリピンのドゥテルテ大統領が国連脱退・中国と新国際組織結成を示唆

  • 6

    オリンピック最大の敗者は開催都市

  • 7

    日本の貧困は「オシャレで携帯も持っている」から見えにくい

  • 8

    イタリア中部地震、死者少なくとも159人 多くは休暇シーズンの観光客か

  • 9

    イタリア中部地震で37人死亡、市長「生き物の気配がしない」

  • 10

    ハードウェアも電力も使わずに動く、完全にソフトな「タコ型ロボット」

  • 1

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 2

    中国衝撃、尖閣漁船衝突

  • 3

    戦死したイスラム系米兵の両親が、トランプに突きつけた「アメリカの本質」

  • 4

    フィリピンのドゥテルテ大統領が国連脱退・中国と新国際組織結成を示唆

  • 5

    海保の精神は「正義仁愛」――タジタジの中国政府

  • 6

    【原爆投下】トルーマンの孫が語る謝罪と責任の意味(前編)

  • 7

    トランプには「吐き気がする」──オランド仏大統領

  • 8

    イチロー3000本安打がアメリカで絶賛される理由

  • 9

    競泳金メダリストの強盗被害は器物損壊をごまかす狂言だった

  • 10

    中国で性奴隷にされる脱北女性

 日本再発見 「世界で支持される日本式サービス」
 日本再発見 「世界で支持される日本式サービス」
アンケート調査
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

0歳からの教育 育児編

絶賛発売中!