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ゆうちょ銀、12月末の国債保有比率は40.8% 減少続く=郵政決算
2月12日、日本郵政はゆうちょ銀の2015年12月末の国債保有比率が40.8%に減少したと発表した。9月末の45.2%からさらに減少している。写真は昨年11月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 12日 ロイター] - 日本郵政<6178.T>は12日、ゆうちょ銀<7182.T>の2015年12月末の国債保有比率が40.8%に減少したと発表した。9月末の45.2%からさらに減少している。
国債はゆうちょ銀の主力運用資産だが、長引く低金利で収益性が悪化しており、運用先の多様化を進めている。国債の減少分は、外国証券や日銀預け金などに振り替わっている。外国証券の構成比は9月末の19.9%から21.4%に、日銀預け金などは同23.9%から26.8%に増えた。
会見した日本郵政の市倉昇常務は、日銀によるマイナス金利の影響について「(16年3月)通期に与える影響は限定的」としながらも、「今後それなりの影響が出る。ポートフォーリオを含めて、運用のあり方を検討していく」と語った。
日本郵政が同日発表した2015年4―12月期決算は、連結純利益が前年同期比5.3%減の3831億円になった。日本郵便は豪州の物流大手の買収などにより増益となったものの、ゆうちょ銀とかんぽ生命保険の減益が響いた。
通期の連結純利益見通しは3700億円で、進ちょく率は103.5%となった。