ニュース速報

ビジネス

スイス中銀、一段のマイナス金利可能=総裁

2016年02月11日(木)22時50分

2月11日、スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は、欧州市場の動乱を受けスイスフランの安全通貨としての役割が再び高まる可能性があるとの警戒感を示し、中銀はすでにマイナス圏にある政策金利をさらに引き下げることができるとの見解を示した。写真は2014年11月、スイスのベルンで(2016年 ロイター/Ruben Sprich)

[チューリヒ 11日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は、欧州市場の動乱を受け、スイスフランの安全通貨としての役割が再び高まる可能性があるとの警戒感を示し、スイス中銀はすでにマイナス圏にある政策金利をさらに引き下げることができるとの見解を示した。

スイスの中銀預金金利は現在マイナス0.75%。ジョルダン総裁はスイス誌ビランツのインタビューに対し、「われわれはかなり踏み込んだマイナス金利を導入している。現在、事態を注視しており、すべての可能性を排除していない」と述べた。

そのうえで、マイナス金利の導入により新興国からのスイスへの資金流入が抑制できたとしながらも、「欧州で大きな波乱があれば、スイスフランが再度注目される可能性がある」と警告。スイス中銀はフラン相場を引き下げることを目的にマイナス金利を導入したとし、「外国為替市場に介入する用意はある」と語った。

1ユーロ=1.20フランに設定されていたフラン相場の上限を前年1月に撤廃して以来、スイス中銀はフランの対ユーロでの上昇に悩まされてきた。

ジョルダン総裁はフランは依然として過大評価されているとしながらも、フラン相場は次第に下落すると予想。「過大評価されていることは、1年前と比べてそれほど大きな問題ではなくなっている」と述べた。

ただ、中銀はフランの対ユーロ相場の目標水準は定めていないと重ねて強調。フランを通貨バスケットに連動させる案も、相場の上限を再導入する案も再度否定した。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

米国株式市場が連日の最高値、S&P500は週間で3

ビジネス

中国などが通貨切り下げ、トランプ氏「為替操縦やめさ

ビジネス

ECBハト派決定でユーロ続落、ドル115円半ばに迫

ビジネス

アングル:格付け事業の外資開放、中国社債市場の魅力

MAGAZINE

特集:THE FUTURE OF WAR 未来の戦争

2016-12・13号(12/ 6発売)

AI、ドローン、ロボット兵士......進歩する軍事技術は 新時代の戦場と戦闘の姿をここまで変える

人気ランキング

  • 1

    【写真特集】ノーベル平和賞「52年間内戦」コロンビアの今

  • 2

    欧米食品メーカー、中国の輸入食品への安全規制強化に反対

  • 3

    韓国国会、朴大統領の弾劾を賛成78%で可決 大統領権限停止へ

  • 4

    黒人を助け、同性愛者の入会もOK? 差別結社KKKの本…

  • 5

    今がベストなタイミング、AIは電気と同じような存在…

  • 6

    つらいおなかの悩みを救う「低FODMAP」食事療法って?

  • 7

    トランプとキヤリア社の雇用維持取引は詐欺だ

  • 8

    闇サイトが「トランプ暗殺」の資金を募集

  • 9

    新宿―東京は何線で? 日本の交通案内は分かりやすい…

  • 10

    ファイザーが死刑執行用の薬物の販売を停止

  • 1

    トランプ-蔡英文電話会談ショック「戦争はこうして始まる」

  • 2

    今がベストなタイミング、AIは電気と同じような存在になる

  • 3

    マドンナ、トランプに投票した女性たちに「裏切られた」

  • 4

    トランプ氏、ツイッターで中国批判 為替・南シナ海…

  • 5

    イギリス空軍、日本派遣の戦闘機を南シナ海へ 20年…

  • 6

    インターポールも陥落、国際機関を囲い込む中国の思惑

  • 7

    北朝鮮が中国への「大麻」輸出に乗り出す

  • 8

    トランプ、ボーイングへのエアフォース・ワンの注文…

  • 9

    内モンゴル自治区の民主化団体が東京で連帯組織を結…

  • 10

    米ルビオ議員、南シナ海の領有権問題で対中制裁法案─…

  • 1

    トランプファミリーの異常な「セレブ」生活

  • 2

    米大統領選、クリントンはまだ勝つ可能性がある──専門家

  • 3

    68年ぶりの超特大スーパームーン、11月14日に:気になる大地震との関連性

  • 4

    【敗戦の辞】トランプに完敗したメディアの「驕り」

  • 5

    安倍トランプ会談、トランプは本当に「信頼できる指…

  • 6

    「ハン・ソロとレイア姫」の不倫を女優本人が暴露

  • 7

    クリントン当選を予想していた世論調査は何を間違え…

  • 8

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 9

    トランプ勝利で日本はどうなる? 安保政策は発言通…

  • 10

    クリントン敗北認める 支持者にトランプ新大統領へ…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

日本再発見 「五輪に向けて…外国人の本音を聞く」
リクルート
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

『ハリー・ポッター』魔法と冒険の20年

絶賛発売中!