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中国、海外投資家の先物取引規制を緩和
7月31日、中国国家外為管理局(SAFE)は、海外投資家の先物取引に関する規制を緩和し、人民元および外貨での直接決済をしやすくすると表明した。写真は、人民元紙幣、2011年1月撮影(2015年 ロイター/Carlos Barria)
[上海 31日 ロイター] - 中国国家外為管理局(SAFE)は31日、海外投資家の先物取引に関する規制を緩和し、人民元および外貨での直接決済をしやすくすると表明した。
SAFEのウェブサイトに公開された声明によると、海外投資家は先物取引向けの外貨あるいは人民元を中国に送金することが可能になる。
現行制度の下で外国企業が中国の商品市場に投資する場合、中国国内に非金融子会社を設立した上で証券会社を通じて取引を行う必要がある。子会社の設立には多額の資本が求められる。
8月1日からは外国の商品先物取引業者や証券会社は、中国に拠点を置く特定の銀行に特別な口座を開くことができる。この口座の資金は商品取引以外に用いることはできない。
こうした資金は、銀行の短期対外債務にはみなされないとしている。
さらに商品先物取引所、取引所の会員企業、海外投資家と取引を行う銀行はSAFEに預金の額、取引内容、決済などの情報を報告する義務が課される。
中国証券監督管理委員会(CSRC)はまず上海原油先物市場を一定の基準を満たした海外投資家に開放する意向を示している。