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アジア株式市場サマリー(11日)
[11日 ロイター] - <ソウル市場> 小反発して取引を終えた。5営業日ぶりの上昇。
<中国・香港市場> 上海株は反発した。中国政府が新規の消費刺激策を打ち出した後、消費関連株が上昇した。銀行株は引き続き軟調だった。
大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数<.CSI300>は2.522ポイント(0.05%)安の5306.590。
中国国務院(内閣に相当・直属機関)は10日遅く、消費者金融市場の自由化を進め、海外との電子商取引を支援する方針を示した。これを好感し、消費関連株<.CSI300CS>とIT株<.CSI300IT>が上昇した。
香港市場も反発して取引を終了した。中東呼吸器症候群(MERS)感染が香港にも広がったという懸念が後退したことを好感した。ただ、上海と香港の重複上場銘柄の平均かい離幅を示す指数<.HSCAHPI>は6年ぶりの高水準で推移。香港上場株は依然として上海上場株より40%割安な水準で取引されていることを示している。
<インド市場> 反落。NSE指数(ナショナル証券取引所に上場する50銘柄で構成)は一時2%下落した。モンスーン期の少雨で主要改革や追加利下げが先延ばしされるとの懸念で、引き続き海外勢が売りを出した。
<東南アジア市場>大半が2営業日続伸となった。中でも、バンコク市場の株価は約3週間ぶり高値で終了。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が高まる中、外国人投資家らは引き続き、株など比較的リスクの高い資産を売却している。