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カナダ中銀が金利据え置き、現在の刺激策「依然適切」
2015年03月05日(木)07時04分
3月4日、カナダ中銀は政策金利の翌日物金利を0.75%に据え置いた。写真は2008年10月、首都オタワのカナダ中銀で(2015年 ロイター/Chris Wattie)
[オタワ 4日 ロイター] - カナダ中銀(中央銀行)は4日、政策金利の翌日物金利を0.75%に据え置くとともに、1月に実施した予想外の利下げの効果が表れているとの見方を示した。
声明は「インフレをめぐるリスクはより均衡化し、金融安定リスクも1月に想定されたとおりの動向となっている」とした上で、現在の刺激策の程度は「依然適切」と評価、ポロズ総裁が前週用いた表現を踏襲した。
決定を受け、市場では4月の追加利下げをめぐる観測が急速に後退。市場が織り込む同利下げの確率は、声明発表前の60%から25%に急低下した。カナダドルは上昇した。
RBCの首席エコノミスト、クレイグ・ライト氏は「金利は当面横ばいで推移する見通しで、この先ずっと横ばいとなる可能性もある」と述べた。
CIBCでは最早利下げは見込んでおらず「利下げは一回きりとなる可能性が非常に高い」とみている。
*内容を追加します。
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