コラム

韓国スマホ専用銀行kakaobankが大人気 口座急増の理由はフィンテック

2017年10月13日(金)16時20分

世界中がフィンテックでより便利に、より安全に金融サービスを使わせようと競争しているのに、韓国だけ独自のルールを重視してガラパゴス化していると非難の的だった。そんななか登場したkakaobankは公認認証書を使用しない点でも画期的だった。

kakaobankの人気ぶりに驚いた一般の銀行は、早速手数料や貸出金利の値下げを発表した。公認認証書を使わない新しいモバイルバンキングサービスも検討しているという。kakaobankの登場はただのスマホ専用銀行の誕生に留まらず、韓国の金融サービスを変えるきっかけになりそうだ。

プロフィール

趙 章恩

韓国ソウル生まれ。韓国梨花女子大学卒業。東京大学大学院学際情報学修士、東京大学大学院学際情報学府博士課程。KDDI総研特別研究員。NPOアジアITビジネス研究会顧問。韓日政府機関の委託調査(デジタルコンテンツ動向・電子政府動向・IT政策動向)、韓国IT視察コーディネートを行っている「J&J NETWORK」の共同代表。IT情報専門家として、数々の講演やセミナー、フォーラムに講師として参加。日刊紙や雑誌の寄稿も多く、「日経ビジネス」「日経パソコン(日経BP)」「日経デジタルヘルス」「週刊エコノミスト」「リセマム」「日本デジタルコンテンツ白書」等に連載中。韓国・アジアのIT事情を、日本と比較しながら分かりやすく提供している。

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