突出した知的能力や創造性を持つ「ギフテッド」を埋没させるな
「ギフテッド」を埋没させない2つの方法
能力検査にこだわらないことで、情熱のある生徒をプログラムに受け入れることができている。実際、こうした試みをしている学校では、多くの生徒が高度なプログラムに適応し、優れた学業成果を上げていることが確認されている。
日本でも、チャンスさえあれば、加速学習を受けて一層輝ける小学生がいくらでもいるはずだ。意欲的かつ才能のある生徒たちをさらに高みへ導いてはどうだろうか? 方法その1は検査費用の負担軽減。方法その2は、検査を経ずとも特別教育を受けられる機会の提供だ。
いずれの方法を採ったとしても、潜在する貴重な才能を発掘し、磨き上げることにつながるはずだ。
トニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。

アマゾンに飛びます
2025年7月1日号(6月24日発売)は「世界が尊敬する日本のCEO」特集。不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者……その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
突出した知的能力や創造性を持つ「ギフテッド」を埋没させるな 2025.06.28
在日外国人は米に困っていないし、「令和のコメ騒動」に無関心 2025.06.16
大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ 2025.06.10
コメ価格高騰で放映される連続ドラマ『進次郎の備蓄米』にうんざり 2025.06.07
誕生日は「文化の鏡」である...「ミニフェスのような誕生会」から見えた「個人」と「社会」 2025.06.06
日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先 2025.05.16
日本の「治安神話」崩壊...犯罪増加と「生き甲斐」ブームの関係 2025.05.07