原発事故の後も日本が原発ゼロを目指さなかったのはなぜか?
エネルギー資源が少ない日本には原子力が欠かせないという考え方は変わっていない。ただ、10年のうちにCO2回収技術の研究開発や再生可能エネルギーの推進に力を入れれば、日本は世界一安全で地球に優しい国になるチャンスがあった。それなのに、その道を選ばなくてとても残念だと考える外国人は少なくないと思う。私もその一人だ。
結果的に、3.11で津波の影響を受けた女川原発も再稼働する。現地の自治体が同意したのは、交付金を得ることが一つの大きな理由だろう。私が女川町で数人に質問したところ、彼らは福島第一原発で起きたような事故は女川原発には起きないと信じている。3.11の時に女川原発にも津波が来たが、事故につながらなかったので安全だと思いがちだ。つまり、東北電力を信じ切っている。
もしかしたら、政府は福島第一原発事故の被害をなかったことにしようとしているのではないか。除染せずに避難指示を解除するのが一つの証拠だ。いったい、あの原発事故で何を学んだのか。
西村カリン
KARYN NISHIMURA
1970年フランス生まれ。パリ第8大学で学び、ラジオ局などを経て1997年に来日。AFP通信東京特派員となり、現在はフリージャーナリストとして活動。著書に『不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人』など。
<2020年12月8日号掲載>
アマゾンに飛びます
2026年3月17号(3月10日発売)は「教養としてのミュージカル入門」特集。社会と時代を鮮烈に描き出すポリティカルな作品の魅力[PLUS]山崎育三郎ロングインタビュー
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと 2026.03.10
「最強者」でなければやられっ放し? 強権全盛のトランプ時代に日本がすべきこと 2026.02.28
海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も 2026.02.19
台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか 2026.02.07
日本でバズり続ける快進撃...韓国コスメ人気に潜む本当の理由は? 2026.02.07
政治家の発言から考える...世界は粗悪さに向けて走っている 2026.02.06
高市政権は外国人受け入れを進めつつ、その政策の前提が「外国人は危険」なのが残念 2026.02.06
-
集団調理・ケータリング, 給食・社員食堂・介護・病院/その他/外資系企業のオフィス勤務のケータリングサービススタッフを募集
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社 東京都港区六本木 外資系企業オフィス
- 東京都
- 年収322万円~350万円
- 正社員
-
保険の営業 外資系トップクラスの大手グループ/土日祝休み/年間休日120日以上/手厚い研修あり
マニュライフ生命保険株式会社
- 東京都
- 月給20万円~50万円
- 正社員
-
Data Analyst/P&C Actuary/外資系損保/東京都
現代海上火災保険株式会社
- 東京都
- 年収690万円~1,450万円
- 正社員
-
保険の営業 外資系トップクラスの大手グループ/土日祝休み/年間休日120日以上/手厚い研修あり
マニュライフ生命保険株式会社
- 東京都
- 月給20万円~50万円
- 正社員






