原発と「戦争」...福島県飯館村で震災後、102歳の農民が「死」を選んだのはなぜか
Kotaro Nakatani-shutterstcok
<東日本大震災から1カ月後、「じいちゃん」が自死していた。村で生まれ育ち、土と向き合ってきた男性は、なぜ避難しなかったのか>
『百年の挽歌――原発、戦争、美しい村』(青木 理・著、集英社)を読み終えたのは、東日本大震災から15年目にあたる3月11日のことだった。もちろん単なる偶然にすぎないが、だから余計に、いろいろなことを考えさせられた。

舞台は福島県の飯館村。峠の頂に載った閑静な高原の村だ。
まず序章で描写されるのは、この村に位置する大久保家の穏やかな朝の情景である。忙しそうに家事をこなすのは、40年近く前、この家の息子である一男さんのもとに嫁いだ美江子さん。本書におけるキーパーソンのひとりだといっていい。
朝食の支度をした彼女はいつものように、義父にあたる文雄さんが起きてくるのを待つ。この村で生まれ育ち、ひたすら土と向き合って田畑を耕し続けてきた生粋の農民だ。
1908年(明治41年)生まれの102歳なので農作業からは引退していたが、心身に不調はなく、大きな持病も抱えず、足腰もしっかりしていた。
毎朝決まった時刻に起きて居間の座椅子に腰掛け、美江子さんお手製の朝食を食べ、悠々自適な一日をスタートさせる。常に柔和な笑みを絶やさず、面倒なことも言わず、感情を露わにすることもない、文句なしの「じいちゃん」だったという(ここからの表記は「じいちゃん」に統一する)。
ところがその朝は、いつも穏やかな笑みを浮かべて「おはようさんっ」と居間に現れるはずのじいちゃんが現れない。部屋に向かって声をかけても返事がないので心配になって戸を開けると、じいちゃんは自ら首をくくり、自死していたのだった。
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
「社会保険実務スタッフ」社保経験者 外資クライアント中心 世界5大会計事務所 フレックス 「東京都」
BDO社会保険労務士法人
- 東京都
- 年収360万円~405万円
- 正社員
-
グローバルアカウントプランナー「外資ラグジュアリーブランド担当/オンオフ統合領域」「配属:AP」
株式会社電通デジタル
- 東京都
- 年収400万円~1,000万円
- 正社員
-
大手外資製薬向けアプリケーション運用SM/医薬サービス部
株式会社シーエーシー
- 東京都
- 年収600万円~760万円
- 正社員






