独失業率、3月は6.3%で横ばい 失業者数も変わらず
写真は建設現場。2026年1月、ベルリンで撮影。REUTERS/Lisi Niesner
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が31日公表した3月の雇用統計によると、季節調整後の失業者数は297万7000人で、前月比横ばいだった。
ロイター調査では2000人の増加が見込まれていた。
季節調整後の失業率も前月と同じ6.3%で、市場予想と一致した。
連邦雇用庁のナーレス長官は「例年通り労働市場の春の回復は3月に始まったが、今年は目立った勢いを欠いている」と述べた。
雇用庁に登録された求人件数は63万8000件で、前年同月を5000件下回った。
季節調整前では、失業者数は302万人と前月から4万9000人減少した。
INGのマクロ担当グローバル責任者、カーステン・ブルゼスキ氏は「失業者数が3カ月連続で政治的に重要な節目となる300万人を超えたことは、決して良いニュースではない」と分析。失業者数が3カ月連続で300万人を上回るのは2014年以来という。
ドイツ銀行リサーチのエコノミスト、マルク・シャッテンベルク氏は、中東情勢が緊迫する前からドイツ経済が年初に低迷していたことが原因だろうと指摘。主要産業で構造転換が続いており、エネルギー価格急騰が一部の分野でその動きを加速させる可能性があると述べた。
最新の1月のデータでは、製造業の就業者数が前年同月比で17万8000人減少したという。
INGは、想定を下回る経済活動や人工知能(AI)の普及、継続的な構造転換を背景に、労働市場は年内を通じて緩やかに悪化すると予想している。





