日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」なのか?
円高/円安の影響②「海外への投資」への影響
日本から米国の株に投資する場合、1ドル=100円の時のほうが、1ドル=150円の時より同じ円の額からたくさんのドルに替えられるので、それだけ多くの米国株を購入できることになります。つまり、日本から米国に投資する場合は、円高ドル安のほうが有利です。
反対に、米国から日本の株に投資する場合、1ドル=150円の時のほうが、1ドル=100円の時よりたくさんの円に替えられるので、それだけ日本株を多く買うことができます。つまり、米国から日本に投資する場合は、円安ドル高のほうが有利です。
円高/円安の影響③「海外への投資から得る収益」への影響
2024年時点で、日本の経常収支の唯一の黒字要因は「海外への投資から得る収益」となっています。
この収益は、現地通貨で得るのが一般的なので、円安になれば日本企業の円建ての収益は自動的に増えることになります。 円建ての収益が増えると、日本国内で賃上げや設備投資に使えるお金も増える、ということになります。
円高/円安の影響④「外国人労働者」への影響
今、日本では少子高齢化が進行し、労働力人口の減少や経済成長への影響が懸念されています。こうした中、外国人労働者の活用は、その分野等に関してさまざまな議論はありますが、今後の必要性が指摘されています。
そうした外国人労働者が報酬を日本円で得る場合、円安になると自分の国に送金する額が減ることになります。そうすると、通貨が強くなっている他の国で仕事を探す人が増えることになるかもしれません。この点から、外国人に日本で働いてもらうには円高のほうが有利、ということになるでしょう。





