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「円安で日本が弱くなる」は本当か? 元財務省官僚が教える「黒字大国日本」の強みとチャンス

2026年3月24日(火)17時05分
大矢俊雄 (DeNAチーフエコノミスト)

身近な円安の影響② マンションの値段が上がっている

株式会社東京カンテイのデータによると、東京23区の中古マンション価格(70㎡換算)は、2025年10月時点で1億1183万円で18カ月連続の上昇とのことです。実はここにも、円安の影響を見て取ることができます。

マンション価格は、2つのルートで円安が利いてきます。1つは、多くを輸入に依存する建設資材の価格が上昇していること、そしてもう1つは、外国人が買いやすくなったので需要が増えたことです。

実際に、建設資材価格は、2025年11月に建設物価調査総合研究所が公表したデータ(建設資材物価指数、建設総合、東京)によると、2020年平均の104.0から2025年11月には144.2と、38.7%上昇しています。

また、マンションを含む不動産全体の外国人による購入に関しては、次のグラフにあるように、最近の増加は顕著です。

newsweekjp20260313044451.png

身近な円安の影響③ 海外投資を行う日本企業の収益が増えている

最近(2022~2024年まで)、日本は貿易赤字になっています。これは、海外から輸入する額のほうが海外に輸出する額より多いということで、貿易だけ見ると、日本のお金が海外に出て行っていることになります。

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