最新記事
エプスタイン疑惑

英アンドルー元王子が釈放されるも、今度は「公務上の不正行為の容疑」について捜査開始

2026年2月20日(金)09時50分
アンドルー元王子

アンドルー元王子、2025年9月撮影 REUTERS/Toby Melville/File Photo

英警察に逮捕されてい​たチャールズ国王の弟であるアンドルー元王子(66)が19日夕⁠方、釈放された。​アンドルー氏は、性的人身売買の罪で起訴され、その後死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏を巡る公職における不正行為の疑いで同日朝から身柄⁠を拘束され、事情聴取を受けていたとみられる。

テムズバレー警察は「逮捕された⁠男は保​釈」されたとし、今後も捜査を継続するとした。

同警察は今月、米政府が最近公表した文書に基づき、アンドルー元王子がエプスタイン氏に政府の機密文書を渡したとされる疑惑について検討していると明らかにし⁠ていた。

きょうの声明で、「公職におけ‌る不正行為の容疑について捜査を開始した」と発⁠表。「⁠ノーフォーク在住の60代の男を逮捕し、現在警察の拘留下にある。国の指針に従い、被逮捕者の氏名は公表しない」と述べていた。

故エリザベス女王の次男であるアン‌ドルー元王子は、エプスタイン氏に関連す​る不‌正行為を一貫し⁠て否定し、同氏との​交友関係を後悔していると述べてきた。

チャールズ国王は声明を発表し、元王子の公職における不正行為について深く憂慮しているとし、王室の「全面的な支援と協力」を当局は‌得ていると表明。この件は法に委ねるべきでその過程にある限り「この件についてこ​れ以上コメントするのは適⁠切ではない。一方で家族とともに国民への義務と奉仕を続ける」と述べた。

元王子は2019年、エプスタイン氏​との関係を理由に王室の公務を停止、その後エプスタイン氏との関係性がさらに明らかになるなか、昨年10月には兄の国王により称号・勲位を剥奪された。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月24号(2月17日発売)は「ウクライナ戦争4年 苦境のロシア」特集。帰還兵の暴力、止まらないインフレ。国民は疲弊し、プーチンの足元も揺らぐ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

予算年度内成立の可否、閣僚の立場としてコメントせず

ワールド

フランス訪れた米国人観光客、25年は17%増 対立

ワールド

原油先物は続伸、トランプ氏がイランとの合意に期限設

ワールド

インドネシア、米国との貿易協定に署名と発表
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    中道「大敗北」、最大の原因は「高市ブーム」ではなかった...繰り返される、米民主党と同じ過ち
  • 3
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 4
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 5
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 6
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 7
    ディープフェイクを超えた「AI汚染」の脅威──中国発…
  • 8
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 9
    カンボジア詐欺工場に「人身売買」されたアフリカ人…
  • 10
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 8
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中