米印貿易合意でも信頼は回復せず
TRADE TRUCE BUT NO PEACE
関税引き下げには成功(写真は昨年2月のモディの訪米時) INDIA PM OFFICE HANDOUTーEYEPRESSーREUTERS
アメリカは20年以上にわたってインドを「最適なパートナー」と見なしてきた。その地理的重要性、軍事力、民主主義体制を維持してきた点はアメリカのインド太平洋戦略に不可欠な存在であり、共和党と民主党の歴代の5つの米政権はインドとの関係強化に多大な外交資源を投じてきた。
しかし昨年から、アメリカによる「善意」は急速に失われている。2期目のトランプ政権はインドに対して公然と侮辱を繰り返し、関税を地政学的な圧力手段として用いて、たびたび貿易戦争を仕掛けてきた。
トランプとインドのモディ首相は2月2日に電話協議を行い、貿易問題で合意に達した。これにより経済対立はひとまず回避されたが、戦略的パートナーシップに不可欠な信頼の早期回復は望めそうにない。





