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同盟国まで波及した「新・トランプ外交」――「強さが支配する世界」に直面するヨーロッパの本音

RESETTING THE WORLD

2026年2月5日(木)19時32分
トム・オコナー (本誌米国版外交担当副編集長)

「さらに西半球諸国の政府に対して、麻薬や不法移民のアメリカへの流入をコントロールできなければ、アメリカは軍事力を用いる用意があると、知らしめようともしている」

トランプの野心はこれだけにとどまらない。偉大なアメリカを復活させる上では領土の拡張が極めて重要だと、トランプは繰り返し主張してきた。


パトリックの言葉を借りれば、「1世紀以上ぶりに、アメリカが帝国主義的に領土拡張を目指すことが現実味を帯びている」のだ。

当然、こうした動きには味方も敵も神経をとがらせている。「同盟国も敵国も、トランプが最悪の衝動に突き動かされて行動することを防ぐ手だてをほとんど持っていない」と、パトリックは指摘する。

国連安全保障理事会がアメリカの行動に異を唱えようとしても、常任理事国であるアメリカは拒否権を行使して阻止できる。国際司法裁判所と国際刑事裁判所のアメリカに対する影響力にも限りがある。

ヨーロッパの多くのリーダーは、実はマドゥロの失脚を歓迎している。

麻薬密売組織とのつながりや不正選挙などの疑惑を理由に、正統性を欠くリーダーだと見なしていたのだ。その点では、彼らとトランプ政権の考え方は一致していた。

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