人民解放軍を弱体化させてでも...習近平が軍幹部を立て続けに粛清した「本当の理由」
Questions Swirl Over Xi’s ‘Coup’ Against Top General
張又侠が習近平にとって脅威だった理由
米ワシントンD.C.のシンクタンク、ジェームズタウン財団の代表、ピーター・マティスによれば、張又侠と習近平の政治的関係は極めて重要だったという。
張又侠は1979年の中越戦争に参加した経験を持ち、軍内で人気がある。一方、習は自身の権力に匹敵するような人物、特に軍内部の人物を快く思わない。
「習と張又侠との関係は、中国共産党内部における最重要の個人的関係だったといっても過言ではない」とマティスは語る。
「張又侠は、人民解放軍内に残された最後の非習近平的権力の象徴だった......習近平が容認してこなかった独立した権力の形だ」
また、マティスは今や最高幹部の多くが排除されたことによって、人民解放軍のパフォーマンスは悪化する可能性があると指摘する。
「習はたびたび、党の原点と国家の復興という使命を再確認している。彼が旗を振る反腐敗運動は、国内外での闘争に備えて党を整備することに焦点を当ててきた。習近平は、単に権力を維持するのではなく、常にその先を見据えているようだ」とマティスは語る。
「なぜ彼は権力を欲するのか? なぜ彼は党を強く、規律正しいものにしたいのか? そうなれば当然、党や軍が実際にどれだけ機能するのかという能力面の問題が浮かび上がる。人民解放軍は、2027年の『台湾との戦争に勝てる軍』という目標達成を目指す中で、数々の問題を抱えてきた」
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