F35はなぜ重要か──加速する戦略的輸出がパワーバランスを揺るがす
World Map Shows Where US Has Sold F-35 Fighter Jets
F35はもはや単なる米国製兵器ではなく、外交ツールとしての役割も果たしている。世界で約20カ国がF35を導入、または発注済みであり、米国の軍需輸出の中でも最大規模のプロジェクトとなっている。
東アジアでは、日本がF35導入国として存在感を強めている。日本は147機を発注しており、そのうち42機はヘリコプター搭載護衛艦の軽空母、いずも型護衛艦から運用するF35B型。短距離離陸・垂直着陸が可能なモデルだ。中国をはじめとした地域の脅威に対抗する日本の防衛戦略に沿った動きといえる。
韓国もF35A型(標準モデル)を60機に増やす方針で、抑止力の強化を狙う。
オーストラリアは発注済みのF35A型72機をすでにすべて受け取り、地域における空軍力の中核として位置づけている。
欧州では、NATO加盟国が保有機数を着実に増やしている。イギリスとイタリアはA型とB型の両方を運用し、デンマークは43機を導入。ノルウェーやオランダ、ベルギーも配備を進めており、ドイツは現在35機を導入予定。フィンランドは64機納入待ちで、チェコも発注済みだ。





