発足から3年たったメローニ政権の「通知表」...イタリア政界のかじ取り役の地位を維持できる?
経済を支えるEUの基金
エコノミストによると、コロナ禍に対応した欧州連合(EU)の復興基金による支援がなければ、イタリアは景気後退に陥っていた可能性がある。
1940億ユーロ(約33兆9360億円)の補助金と融資で構成される基金は、メローニ政権の命綱だ。
元産業担当閣僚で中道政党アツィオーネ党党首のカルロ・カレンダ氏は「わが国の成長はNRRP(復興基金)あってこそだ。これ無しでは景気後退に陥っていただろう」と指摘。「問題はNRRP資金の使途だ。スペインが企業支援や投資誘致に充てたのに対し、わが国は自治体に無差別に配分し、大半が全く無意味な事業に向かった」と話した。
この違いを裏付けるように、IMFはスペインの成長率を今年2.9%、来年2.0%と、イタリアより大幅に高く予測している。政府はEU資金の浪費を否定し、交通網の改善など戦略的プロジェクトに多額が投入され、その効果は数年後に実感されるだろうと主張している。





