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アメリカが提案する和平案でネタニヤフの政治生命が終わる可能性...ガザ紛争の行方は?

Netanyahu’s Shaky Future

2025年10月7日(火)15時15分
トム・オコナー(本誌米国版外交担当副編集長)

一方、米ユダヤ系シンクタンクのイスラエル政策フォーラムのフェローで、かつてシモン・ペレス元首相の上級顧問を務めたニムロド・ノビクは別の見方をしている。和平が実現した場合、「戦争終結と人質の全員解放という成果の余韻が冷めないうちに、また予期せぬ否定的展開によって成果がかき消される前に」ネタニヤフが早期選挙に踏み切る可能性があるというのだ。

国際社会はガザの惨劇に目を奪われているが、ネタニヤフは国内でも政権存続に関わるリスクを多数抱えている。


まず、収賄、詐欺、背任の罪で起訴された裁判が5年以上続いている。ネタニヤフは審理の延期や免責を繰り返し求めてきたが、トランプのあからさまな後押しにもかかわらず、イスラエル最高裁は免責を認めなかった。

さらに別件で訴追される可能性もある。ネタニヤフは適切な法的手続きを経ずにドイツの潜水艦の購入を許可したとして調査委員会から警告を受けた。また、彼の側近がカタール当局から金銭を受け取り、見返りに同国に便宜を図ったとされる「カタールゲート」も注目を集めている。

ガザ戦争をめぐっても、ハマスの奇襲を招いた備えの甘さは今後も追及されるだろう。2年前の10月7日早朝、世界一厳重とされてきたイスラエルの監視と壁を、ハマスは難なく突破した。

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