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ネパールの次のZ世代革命はフィリピン? 大統領は政治家や官僚の不正追及を約束しているが...

Condemning Corruption

2025年9月30日(火)15時15分
モン・パラティーノ
抗議活動の様子

南アジアのZ世代革命がフィリピンにも波及(9月21日、マニラ) EZRA ACAYAN/GETTY IMAGES

<フィリピンでは、政治家や官僚の腐敗発覚が明るみになったことで、各地で大規模デモが起こっている。フィリピンで再び政変が起こるのか>

フィリピンが揺れている。洪水対策などの公共事業で政治家や官僚、大手企業による不正が明らかになったことを受け、マニラ首都圏をはじめ全国の主要都市で、大規模な抗議デモが起きているのだ。

9月21日にマニラ市とケソン市で開かれた2つの集会には計10万人以上が集まり、真相の究明と、政治や官僚機構に巣くう汚職体質の是正を求めた。一方、大統領府付近には、最近ネパールで起きた若者主導の政変に触発されたのか、多くの若者が集まり、警察と衝突する事態にまで発展した。


背景には、フィリピンが毎年、勢力の強い大型台風で大きな被害を受けていることがある。国民の間では、治水工事などのインフラ整備を求める切実な声が上がっている。

ところが今回、こうした公共事業にきちんと予算が配分されているものの、多くの事業が存在しないことが発覚した。そして架空の事業を推進して、お気に入りの企業を請負業者に選定した政治家や官僚には、公共事業費の一部がキックバックされていた。

フェルディナンド・マルコスJr.大統領は、こうした不正な仕組みが広く存在したことに驚きを示し、独立調査委員会を設置して、架空事業を調べさせることを約束した。大統領でなかったら、自分も抗議デモに参加していただろうとさえ語った。

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