最新記事
未確認飛行物体

中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃墜する瞬間」を撮影...UFO迎撃? 微博で話題に

Videos Appear To Show Missiles Fired at 'UFO' in China

2025年9月17日(水)18時20分
マイカ・マッカートニー
中国でUFO撃墜映像が撮影されたと話題

Weibo

<中国東部、渤海に面した山東省の都市で撮影されたのは、夜空を横切る謎の飛行物体に軍が発射したとみられるミサイルが命中する瞬間の映像だった>

中国のSNS上で、週末から話題になっている映像がある。夜空を飛ぶ正体不明の物体に向けてミサイルが発射され、撃墜した瞬間とされる映像だ。現地メディアは、標的は特定されておらず「未確認飛行物体(UFO)」だと報道。カメラが捉えた強い閃光は、中国軍が山東省で何かしらの迎撃に成功したことを意味しており、「正体」をめぐり憶測が飛び交っている。

■【動画】中国軍がUFOを撃墜!? 映像が続々ネットに投稿される...「正体不明の物体」をミサイルが爆破の瞬間

中国が軍備増強を進めていることはたしかだが、その詳細は世界で最も不透明な部類に入る。入札プロセスの多くが非公開であり、(予算は公表されているものの)実際の軍事費の全容は大きな謎に包まれている。データ上の中国の軍事費は、アメリカに次ぐ世界第2位となっている。

中国政府は軍事プログラムの機密性を極めて重視しており、国民がオンライン上で共有できる「国家機密」に関する情報の規定も強化している。ただこうした透明性の欠如は、特に軍が関与している可能性がある「異常事態」について、憶測やデマが飛び交いやすい環境を作り出している。その中には、「地球外生命体」をめぐる偽情報の拡散も含まれる。

今回の映像についても、本誌の取材メールに対して中国国防省は今のところ回答していない。

海沿いの都市・濰坊市(ウェイファン)の住民が投稿した映像には、9月12日午後9時ごろ、炎を伴った飛翔体が空を横切る様子が映っていた。この飛翔体は、反対方向から飛来した別の物体と衝突し、強い閃光を放ちながら爆発した。

ヘルスケア
腸内環境の解析技術「PMAS」で、「健康寿命の延伸」につなげる...日韓タッグで健康づくりに革命を
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国万科の社債権者、返済猶予延長承認し不履行回避 

ビジネス

ロシアの対中ガス輸出、今年は25%増 欧州市場の穴

ビジネス

ECB、必要なら再び行動の用意=スロバキア中銀総裁

ワールド

ロシア、ウクライナ全土掌握の野心否定 米情報機関の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 6
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 7
    【外国人材戦略】入国者の3分の2に帰国してもらい、…
  • 8
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 9
    米空軍、嘉手納基地からロシア極東と朝鮮半島に特殊…
  • 10
    「信じられない...」何年間もネグレクトされ、「異様…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 9
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 10
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中