モディ首相、50%関税に「バイ・インディアン」で対抗
Modi Tells Country to Buy Indian in Face of Trump's Tariffs
インド政府はこの追加関税を「不当・不合理・根拠なし」と非難している。アメリカはインドの最大の輸出先であり、関税は産業全体に打撃を与えている。
BBCによれば、ある証券会社は今回の関税を「インド製品に対する事実上の禁輸措置」と表現し、「対象製品の輸出が突如止まる可能性がある」と警鐘を鳴らした。繊維工場の経営者は、関税の影響で設備拡張を断念し、事業全体の存続が危ういと語っている。
インドのダイヤモンド輸出業者は、関税回避の手段としてドバイ経由でアメリカに製品を送る案を検討したが、国際ダイヤモンド取引所(IDEX)によれば、アメリカは「原産国に基づく課税」を原則にしており、迂回輸出は認めないと明言しているという。
「インド企業は『ドバイ経由なら関税は10%で済む』と言っているが、現実にはそうはいかない」と、国際ダイヤモンド業界アナリストのヤアコブ・アルモアは本誌に語った。「関税は原産国を基準に課されるため、ドバイを経由しても回避できない」
モディは演説で、「政府は中小企業、農家、畜産業者を決して見捨てない。いかなる圧力にも屈することなく、自立の力をさらに強化していく」と述べた。





