なぜ今、「エプスタイン事件」が再び注目されたのか...トランプが抱える「危うい距離感」
FOXニュースは2月、ボンディ司法長官に対し、エプスタイン元被告の「顧客情報」とする資料を公開する予定があるかどうか質問を投げかけた。ボンディ長官は「現在私の机の上にあり、検討中だ」と述べた。
司法省はその後、同月中に「機密解除の第一段階」と称して、既に公開されている飛行記録などの文書200ページを公開した。ボンディ長官は残りの資料についても間もなく公開するとした。
◎なぜ今、エプスタイン事件がニュースになっているのか
司法省は今月7日、エプスタイン元被告の死因は自殺であり、「顧客リスト」もないと結論づけるメモを公開した。
これを受け、富裕層や著名人らの情報を隠ぺいしていると主張するトランプ氏支持者らの反発を招いている。
トランプ氏は事態の収拾を図るため、自身の支持者らが「デマに騙されている」とトゥルース・ソーシャルに投稿し、ボンディ長官を擁護した。
◎今後、何が起きるのか
支持層の怒りが収まらない中、トランプ氏は17日、エプスタイン元被告の裁判に関する大陪審の記録を公開するようボンディ長官に要請したと明かした。