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日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪んだ認知

2025年6月4日(水)11時00分
舞田敏彦(教育社会学者)

どのような体格かは、自己イメージにも影響する。<図2>は、「自分は価値ある人間だ」と思っている生徒の割合を、グループごとに比較したものだ。

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男子ではグループ間の差はないが、女子では肥満のグループで極端に低い。このグループだけ、自尊心が打ち砕かれているかのようだ。

SNSの普及により、自分を他者と比べることが多くなり、若い女性が「痩せ」を競い合うような状況になっているとしたら問題だ。無理な減食(欠食)は当人の身体に異常をきたすと同時に、生まれてくる子どもへの影響も懸念される。日本の新生児に占める低体重児の割合は、主要先進国の中で最も高い(『ユニセフ世界子供白書2024』)。

こうした問題を踏まえ、フランスでは過剰なダイエット等を煽る情報の発信が禁止されている(インフルエンサー規制法)。中高の保健や家庭科の授業でも、正しい知識を教える必要がある。次期学習指導要領改訂に向けた議論において、取り上げるべき課題だ。

<資料>
国立青少年教育振興機構『高校生の心と体の健康に関する調査』(2017年)

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