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トランプもついに「ネタニヤフ外し」...イスラエル放置の「2兆ドルディール」は中東を変えるか

TRUMP DUMPS NETANYAHU

2025年6月2日(月)16時45分
シュロモ・ベンアミ(歴史家、イスラエル元外相)

方針が異なるのはガザだけではない

対イランについてもトランプはネタニヤフと決裂しつつある。ネタニヤフは2018年にトランプを説得して、イランと欧米など6カ国が15年に締結した核合意(包括的共同行動計画)から離脱させることに成功した。だが、直後にイランは核開発を再開。大統領に返り咲いたトランプの目前で、急速に核保有国に近づいている。

ネタニヤフは、イランの核施設攻撃にアメリカからゴーサインが出るのを待っていた。しかし、トランプはイランと協議を再開。5月末には、イランへの軍事攻撃は交渉の妨げになるとして、ネタニヤフに自制を求めたことを明らかにした。


一方、イエメンにおけるイランの代理勢力である武装組織のフーシ派に関しては、アメリカは彼らと対峙するイスラエルを強く支持してきた。紅海の交通を妨害するフーシ派に対抗して、アメリカは3月にイエメンの関連施設への空爆も実施した。

ところがトランプ政権は5月6日に突然、フーシ派と停戦に合意したと発表した。イスラエル政府関係者は「完全に衝撃を受けた」と語っている。

5月中旬に中東を歴訪したトランプは、イスラエルを素通りした。今回は貿易と投資のための旅であり、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)と対米投資やアメリカの最新兵器の購入など「総額2兆ドル以上のディール」をまとめた。

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