トランプ政権の「あんちょこ」とされる米右派の過激な政策提言書「プロジェクト2025」、関係者が続々と政権入り

国土安全保障省の次官に指名されたトロイ・エドガーも、プロジェクト2025とトランプ政権の両方に関係している1人。移民関税執行局（ICE）の首席補佐官に指名されたジョン・フューリーもプロジェクト2025の寄稿者に名を連ねる。

さて31人の内訳を見ると、7人は大統領府、5人は国務省、4人は国防総省のポストに指名された。残りは国土安全保障省と運輸相がそれぞれ3人、退役軍人省と連邦通信委員会（FCC）がそれぞれ2人、CIA、内務省、環境保護局（EPA）、証券取引委員会（SEC）、中小企業庁がそれぞれ1人となっている。

トランプの政策には、プロジェクト2025の提言に似通ったものがある。多様性や公平さ、包摂性の推進に終止符を打つ政策や、カナダやメキシコに対する関税がいい例だ。