ニュース速報
ワールド

トランプ次期大統領、予算局長にボート氏 プロジェクト2025策定

2024年11月23日(土)11時25分

11月22日、 トランプ次期米大統領は政権の優先政策とその財源決定を担当する行政管理予算局(OMB)局長に、保守派のラッセル・ボート氏(写真)を指名した。ワシントンの米議会で2019年3月撮影(2024年 ロイター/Yuri Gripas)

Gram Slattery Tim Reid

[22日 ロイター] - トランプ次期米大統領は22日、政権の優先政策とその財源決定を担当する行政管理予算局(OMB)局長に、保守派のラッセル・ボート氏を指名した。

同氏はトランプ政権一期目に同局長を務めたほか、議論を呼んだ保守派の政府改革計画「プロジェクト2025」の主要立案者として知られる。

プロジェクト2025は、政治任命者の数を増やし、司法省に対する大統領の権限を拡大することで、大統領権力を大幅に拡大することなどを提唱している。また、州境を越えて中絶薬を郵送することを違法とする法律の施行、ポルノの犯罪化、教育省の廃止も提案している。

ボート氏を含むこのプロジェクトの立案者たちは、連邦政府職員の一部再編を行い、トランプ氏に数万人の政府職員を解雇する権限を与えることも提唱している。

選挙運動中、トランプ氏はプロジェクト2025策定者の多くが一期目政権の関係者であったにもかかわらず、プロジェクト2025とのいかなる関係も否定し続けた。

トランプ氏はボート氏指名について、「ワシントンで長年公共政策に携わっており、積極的なコスト削減と規制緩和の推進者で、全省庁で米国第一主義が実現されることに貢献してくれるだろう」と自身のソーシャルメディアに投稿した。

<初日の大統領令>

プロジェクト2025の関係者2人によると、ボート氏はトランプ氏が就任初日に出す可能性のある複数の大統領令の作成に協力。連邦政府職人数千人の分類を改変し、トランプ氏が望めば解雇できるようにする「スケジュールF」も含まれている。

プロジェクト2025関係者では、連邦通信委員会(FCC)に関する章を執筆したブレンダン・カー氏がFCC委員長に指名された。

トランプ氏が起用を表明した「国境管理責任者」のトム・ホーマン氏、次期CIA長官に指名されたジョン・ラトクリフ氏、カナダ大使に選んだピート・フクストラ氏もプロジェクト2025に貢献している。政策担当の次席補佐官に指名されたスティーブン・ミラー氏は、アメリカ・ファースト・リーガルとして知られる保守系法律団体を設立し、このプロジェクトに貢献した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、10%の代替関税に署名 最高裁の違憲判

ワールド

トランプ氏、10%の代替関税に署名 最高裁の違憲判

ワールド

アングル:米相互関税に違憲判決、世界経済の先行き依

ワールド

アングル:米相互関税に違憲判決、世界経済の先行き依
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も
  • 4
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 5
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 6
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 7
    ディープフェイクを超えた「AI汚染」の脅威──中国発…
  • 8
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 9
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 6
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 7
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中