「多様性」「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」という言葉は広く浸透し、私たちの暮らしや職場でも身近な存在となりました。とはいえ、「多様性」と一口に言っても人によってとらえ方は異なり、見る角度によってその意味も変わってきます。

本記事では、「異なる立場にいる人への理解を深める」という視点から、「多様性」への解像度を上げる本をピックアップしました。多様さを受け入れ、誰もが生きやすい社会をつくるにはどうすればよいのか──あらためて一緒に考えてみませんか。(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)

マイノリティデザイン

マイノリティデザイン
 著者:澤田智洋
 出版社:ライツ社
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SDGsの基本理念である「誰一人取り残さない」。「そんな社会をつくろうよ」と言われても、漠然としたイメージしか持てない人も多いかもしれません。

本書の著者がそれを「自分事」としてとらえるようになったのは、目の見えない子どもを持ったことがきっかけでした。生まれてきた我が子に視力がないことを知り、一時は絶望の淵をさまよったといいます。

自らの希望を見出すために、障害のある人やその家族、障害者雇用をしている経営者などに話を聞きに行くことにしました。その数のべ200人以上。彼らとの交流は著者に多くの発見をもたらし、物事の見方が変わる契機になりました。

人は皆、大なり小なり「弱さ(マイノリティ性)」を抱えて生きています。それを克服して「マジョリティ」に合わせようとするのではなく、弱さを持ったまま幸せに暮らせること。それこそが、誰にとっても生きやすい社会ではないかと投げかけます。

弱さを認めながら、本当の意味で生きやすい社会をどうつくっていくのか。そのヒントが、この本の中に詰まっています。

目の見えない人は世界をどう見ているのか
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