ドイツ総選挙で第1党のメルツ党首「債務ブレーキの迅速な改革」否定

2月25日、ドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党となった保守連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のメルツ党首(写真)は、財政赤字比率に上限を設ける「債務ブレーキ」の迅速な改革を否定し、議会が大規模な防衛費増額案を通過できるかどうかを判断するのは時期尚早だとの見解を示した。同日、ベルリンにて撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner)
23日に投開票されたドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党となった保守連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のメルツ党首は25日、財政赤字比率に上限を設ける「債務ブレーキ」の迅速な改革を否定し、議会が大規模な防衛費増額案を通過できるかどうかを判断するのは時期尚早だとの見解を示した。メルツ氏は「近い将来に債務ブレーキを改革するというのは問題外だ」とし、「解決しないといけないことがかなりあり、困難な任務が山積している」と訴えた。
一部の投資家や政党は、低迷しているドイツ経済を回復させ、トランプ米大統領が復帰したことで喫緊の課題となった防衛費増額のため、債務ブレーキを迅速に改革するように促している。
CDUが獲得した議席数は過半数には届かず、極右・極左政党のそれぞれの議席数が急増したため連立協議は難航しており、議会運営は難しくなる見通しだ。
また、ドイツは防衛費を上積みするための特別基金も検討しており、CDUの情報筋によると数千億ユーロに達する可能性がある。
だが、メルツ氏は改選前の下院で通過できるかどうかについて「私たちは互いに協議しているが、今それについて何かを言うのは時期尚早だ。現時点では難しいとみている」と述べるにとどめた。
新たな不安
債務ブレーキの改革と防衛費の特別基金をそれぞれ議会で通過させるには3分の2以上の賛成が必要となる。どちらもトランプ氏が返り咲き、敵対的なロシアと自己主張の強い中国が存在している中で、ドイツの安全保障と北大西洋条約機構(NATO)の将来に対する不安を反映している。
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