【尹大統領独占インタビュー】戒厳令48日前に見せた焦り...「私にはもう十分な時間がない」

BALANCED REFORM NOW

2024年12月11日(水)15時10分
デブ・プラガド(ニューズウィークCEO)、ナンシー・クーパー(グローバル編集長)、マシュー・トステビン(シニアエディター)

ジェンダーの平等について今より理解の進んだ空気を社会につくることも必要だ。この問題の解決には、多様な解決策を組み合わせた包括的で総合的なアプローチが要る。

こうした問題は30年前からあったが、歴代の政権は地方選挙や総選挙、自分たちの支持率のことを考えて改革をためらい、行動を起こさなかった。そのため30年にわたって問題が蓄積し、ますます悪化した。

もう私には選択肢はない。自分の支持率や総選挙の結果を気にしている余裕はない。私の大統領としての任期が終わる前に、この問題を解決しなくてはならない。


大統領としての私の責務は、GDPを何%成長させるかということではない。韓国経済の潜在力を引き出し、次の大統領、さらにはその後に続く大統領たちが韓国経済を運営していくための、真の推進力を提供することだ。

──あなたの夫人に対して、さまざまな批判がある。これにはどう対応するつもりか。この問題は改革にどう影響するだろうか。

歴代大統領の夫人も論争に巻き込まれてきた。文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の夫人は、夫を伴わずにインドのタージ・マハルを訪問した際に大統領専用機を使ったことが問題視された。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の夫人は、(夫への)賄賂を受け取った疑惑を持たれた。

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