イスラエル人質救出作戦でガザ浮桟橋使わず、米がSNS情報否定
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6月10日、米国防総省は、イスラエルがパレスチナ自治区ガザで実施した人質救出作戦で米軍の浮桟橋を使用したというSNS上の情報を否定した。写真は5月、米国が建設した桟橋に届けられた支援物資を手に入れようと集まるパレスチナ人(2024年 ロイター/Ramadan Abed)
米国防総省は10日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザで実施した人質救出作戦で米軍の浮桟橋を使用したという交流サイト(SNS)上の情報を否定した。
同省のライダー報道官は、イスラエル軍の8日の作戦で浮桟橋は使われなかったと強調。浮桟橋の周辺でイスラエルのヘリコプターによる活動があったことは認めたものの、人道援助を支える浮桟橋や機材、人員はいずれもイスラエル軍の救出作戦とは何の関係もないと述べた。
浮桟橋は一部が破損したことを受け、修理のため支援物資の搬入が中断されていたが、8日に搬入が再開された。ただ、9日と10日は海況が悪く、物資の移動が停止された。
国連は浮桟橋から国連世界食糧計画(WFP)の倉庫への物資輸送をまだ再開していない。ドゥジャリク国連報道官は、浮桟橋を通じた物資搬入への国連の関与は「職員とパートナーの安全を確保するため治安状況の徹底的な評価を行うまで」中断を継続すると述べた。
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