最新記事
野生動物

愛犬を溺死させようとする「怪物カンガルー」の衝撃...飼い主との「真っ向勝負」映像が話題に

Man Fights Off 'Monster' Kangaroo Trying to Drown His Dog

2023年10月17日(火)19時55分
アナ・スキナー
カンガルー

(写真はイメージです) J.A. Dunbar-Shutterstock

<筋骨隆々のカンガルーと浅瀬で一騎討ち。一体どんな状況なのか>

川の中で巨大なカンガルーと男性が激闘──。週末の朝にオーストラリアで撮影された、理解に苦しむ映像がソーシャルメディア上で広く話題となっている。一体何があったのか?

【動画】愛犬を溺死させようとする「怪物カンガルー」との真っ向勝負

稀ではあるが、カンガルーが人間を襲うことがある。今月初めには、オーストラリアで74歳の男性が襲われる事件が発生。この襲撃で入院を余儀なくされた男性は縫合、包帯、さらには抗生物質を処方される羽目に。2022年には、野生のカンガルーをペットとして飼っていたオーストラリア人の男性が、そのカンガルーに襲われて死亡した。

ミック・モロニーは土曜、身長2メートル超ともみられる巨大カンガルーに捕われた愛犬ハッチを助けるべく、ビクトリア州ミルデューラのマレー川で一戦交えた。ニューヨーク・ポスト紙の報道によると、モロニーは元警官で武道家でもあり、犬の命を救うために躊躇なくカンガルーと戦うことを選んだ。

「朝みんな※で散歩していて、川の近くでハッチがいなくなった。そしたら次の瞬間、あの怪物のせいで溺れかけているのが分かった」(※編集部注:モロニーは犬を複数匹飼っている)

モロニーはフェイスブック上で「カンガルーの口を殴っちゃいけない。めちゃくちゃ痛いから......」とつづった。彼自身もつかまれ、水に沈められそうになったと振り返っている。同投稿に添付された32秒にわたる動画からは、首を絞められて川面で苦しそうに呼吸するハッチと、真っ直ぐに撮影者を見つめるカンガルーの姿が確認できる。

カンガルーに近づきながらモロニーは警告する。

「俺の犬を放せ」

その後間もなく両者は水しぶきをあげる乱闘に突入。カンガルーは隆々とした筋肉と危険な爪をもってしてモロニーに襲い掛かった。カメラが水中に沈んでいた数秒の間に犬は解放されて岸へと逃げ、モロニーも仁王立ちするカンガルーから離れることに成功した。

モロニーはニューヨーク・ポスト紙に対し、腕にいくらか引っ掻き傷を負ったものの、犬ともどもほぼ無傷で済んだと語っている。

ニューズウィーク日本版 健康長寿の筋トレ入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月2日号(8月26日発売)は「健康長寿の筋トレ入門」特集。なかやまきんに君直伝レッスン/1日5分のエキセントリック運動

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


食と健康
消費者も販売員も健康に...「安全で美味しい」冷凍食品を届け続けて半世紀、その歩みと「オンリーワンの強み」
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

デンマーク、米外交官呼び出し グリーンランド巡り「

ワールド

赤沢再生相、大統領発出など求め28日から再訪米 投

ワールド

英の数百万世帯、10月からエネ料金上昇に直面 上限

ビジネス

英生産者物価上昇率、6月は2年ぶりの高水準
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪悪感も中毒も断ち切る「2つの習慣」
  • 4
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    「美しく、恐ろしい...」アメリカを襲った大型ハリケ…
  • 7
    「どんな知能してるんだ」「自分の家かよ...」屋内に…
  • 8
    【クイズ】1位はアメリカ...稼働中の「原子力発電所…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    イタリアの「オーバーツーリズム」が止まらない...草…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 6
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 7
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中