中国が南シナ海でフィリピン艦船に放水、進路妨害 領有権巡り非難合戦

手前のフィリピン巡視船に向けて放水を行う中国海警局。The Telegraph / YouTube
<放水銃での威嚇と進路妨害。いつ武力衝突になっても不思議はない>
南シナ海の南沙諸島にあるフィリピンが実効支配する環礁アユンギン礁。その付近の海上で中国海警局船舶がフィリピン沿岸警備艇の巡視船などに対し放水銃で進路を妨害し、フィリピンと中国両国が互いを非難するなど緊張が高まっている。
比沿岸警備隊(PCG)は8月6日、アユンギン礁(英名セカンド・トーマス礁)に補給物資を運ぶ民間のチャーター船と警戒のため同行していたPCGの巡視船「マラブリゴ」に中国海警局船舶が進路妨害を行ったと発表した。
それによると5日午前9時ごろ、アユンギン礁近くの海域で比座礁船「シエラ・マドレ号」に食料や生活物資を運ぶ補給船とPCG巡視船の2隻に対し、複数の中国海警局船舶が急接近。並走しながら放水を浴びせて進路妨害を行った。
この放水の状況は比巡視船側が撮影しており、フィリピンのメディアなどに掲載されたほか、ネット上には中国側が上空から記録したとする補給船に対する放水の動画も公開されている。
比外務省が中国に厳重抗議
放水による進路妨害が危険な行為であることや事件が起きた海域がフィリピンのEEZ内であることなどから国際法にも違反するとして比外務省は6日、駐比中国大使を呼んで厳重に抗議した。
比外務省報道官は「アユンギン礁はフィリピンのEEZ内にあり、国連海洋法条約によって確認された主権と管轄権を有している」としたうえで「中国は海警局船舶の行動を抑制し、同海域でのフィリピンの主権を尊重し、航行の自由を妨げるべきではない。さらに今回の違法行動に関与した関係者に適切な対応を取ることを要請する」と抗議した。
中国は座礁船の撤去を要求
こうした比側の抗議に対して中国は7日、「南沙諸島海域にフィリピン船舶が不法に侵入した。このため法律に従って建設資材などを運搬するフィリピン船舶を阻止した」として海警局船舶の行動を正当化した。
さらに中国はアユンギン礁の座礁船「シエラ・マドレ号」を撤去し、以前の状況に戻すことをフィリピン側に要求した。
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