最新記事

英王室

「男性器が凍傷」だった......ヘンリー王子の自叙伝の一部がリーク、ウイリアム王子夫妻の結婚式で

2023年1月10日(火)18時55分
佐川恵里子

ヘンリー王子の自叙伝『Spare(スペア)』が1月10日、発売された...... REUTERS/Peter Nicholls

<1月10日に世界同時発売されるヘンリー王子の自叙伝『Spare(スペア)』は英王室とヘンリー王子夫妻の間にさらに大きな嵐を巻き起こしそう......>

1月10日に世界同時発売されるヘンリー王子の自叙伝『Spare(スペア)』は英王室とヘンリー王子夫妻の間にさらに大きな嵐を巻き起こしそうだ。

英ガーディアン紙が事前に入手したとする内容の抜粋で、ヘンリー王子が陸軍時代に赴任したアフガニスタンで、敵の戦闘員25人を殺害したことなどが報じられている。さらにスペインで翻訳版が誤って一部発売されてしまったため、抜粋のリークが世間を騒がせている。

それによると、自叙伝『Spare(スペア)』の中で、ヘンリー王子は、2011年4月29日のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式の間、凍傷になった男性器に悩まされていたことを明かした。

>>■■【動画】ヘンリー王子、問題の「北極圏ウォーク」の様子

「北極圏チャリティ・ウォーク」に参加で......

結婚式の前にヘンリー王子は、200マイル(約321キロメートル)を歩く「北極圏チャリティ・ウォーク」に参加し、極寒の中で男性器は凍傷になってしまった。

兄の結婚式では、アツアツのウイリアム王子とキャサリン妃の後ろを、冷え切った男性器を気にしながら歩かなければならなかったことを語っているという。

ヘンリー王子はこのチャリティーウォークの後、そのほか耳、頬、足の指も凍傷になった辛い経験を詳しく述べている。

「父(現チャールズ3世)は、私の耳と頬の凍傷をとても心配し、同情してくれました。耳と頬はすでに治っていたのですが、足の指は治っていませんでした。日に日に深刻になっていった」

13日間の旅で、約3億円集めた......

ヘンリー王子の「北極圏チャリティ・ウォーク」は、アフガニスタンで負傷した4人の元軍人とともに北極への旅に出るというものだった。13日間の旅で、200万ポンド(約3億2,100万円)を集めたが、怪我の様子から過酷さが伺える。

その後ヘンリー王子は、人気の美容ブランド「エリザベス・アーデン」のクリームを使い回復を願ったが、最終的には医者に行ったとされている。

こうした内容含めて、ヘンリー王子の自叙伝『Spare(スペア)』は、大きな話題となりそうだ。

>>■■【動画】ヘンリー王子の自叙伝へのロンドン市民の反応

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ハマス代表団、停戦協議でカイロへ 米・イスラエル首

ビジネス

マスク氏が訪中、テスラ自動運転機能導入へ当局者と協

ワールド

バイデン氏「6歳児と戦っている」、大統領選巡りトラ

ワールド

焦点:認知症薬レカネマブ、米で普及進まず 医師に「
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    美女モデルの人魚姫風「貝殻ドレス」、お腹の部分に…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中