最新記事

英王室

「メーガンは正しかった」──英王室幹部が黒人差別で辞任

Meghan Markle 'Vindicated' After William's Godmother Resigns Over 'Racism'

2022年12月1日(木)18時42分
アナ・スキナー

フラニの告発を受け、バッキンガム宮殿は30日、「この出来事を非常に深刻に受け止めている」と声明を発表。即座に調査を行い、「受け入れがたい、慚愧に堪えない発言」があったことを確認し、問題の人物は既に辞職したと述べた。声明によれば、「王室の全メンバーが常に守るべき多様性とインクルーシブ(社会的包摂)の方針を改めて肝に銘じた」という。

ツイッター上で目につくのは、フラニの投稿をリツイートし、メーガンの告発が真実であることが証明されたと主張する投稿だ。例えば──

「メーガンがロイヤルファミリーの人種差別を私たちに伝えると、差別主義者たちは彼女を誹謗中傷したが、これで彼女の正しさが証明された」


「『それはわかった、でも、本当はどこの出身なの?』そんなふうに根掘り葉掘り聞く連中が、全てをメーガンのでっち上げに見せかけようとしていたのだ。あきれるよ」

「しかも、これはただのヒラ職員じゃない。ウィリアム皇太子のゴッドマザー、レディー・スーザン・ハッシーだ」

弁護士で女性の権利擁護活動家のショーラ・モスショグバミムは、今回の一件は「たまたま起きた」ことではなく、差別体質は英王室全体に行き渡っていて、現状では「改革は望めない」とツイートした。


ハッシーはメーガンの指導役だった

ヤフーニュース英国のオミッド・スコビー編集長はウィリアム皇太子の報道官の「私たちの社会は人種差別を容認しない」という断固たる声明をシェアしたが、それでもツィッター上では王室に対する不満が噴出している。

多くの人が問題にしたのは、今は亡き女王が王室入りしたメーガンの指南役をハッシーに任せたことだ。

「王室は自分たちを差別的な攻撃から守ってくれなかったと、ヘンリーは言っていた。そればかりか、王室内で差別にさらされた、と。女王はこの女に、王室のしきたりをメーガンに指導する役割を任せたのだ。ひどい話だ」と、あるユーザーが嘆けば、別のユーザーは次のように皮肉っている。

「レディー・スーザン・ハッシーは60年間エリザベス女王の側近を務めた。ウィリアムのゴッドマザーでもあり、メーガンを宮殿の生活に馴染ませる役目をおおせつかっていた。彼女は肌の黒いイギリス人女性をつかまえて、『本当の出身地』を教えろと迫るような女だ。それでも、英王室は人種差別とは無縁だそうだ」

ニューズウィーク日本版 トランプの大誤算
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年4月14号(4月7日発売)は「トランプの大誤算」特集。国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、イラン在外凍結資産の解除に同意=イラン高官筋

ワールド

ガザ平和評議会、資金不足報道否定 「要請全額満たさ

ワールド

情報BOX:米とイラン和平交渉、知っておくべき主な

ワールド

米とイランの交渉団がパキスタン入り、レバノン停戦な
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 5
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 6
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 7
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 10
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中