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ミサイル発射がロシアならNATOと戦争の危機、「ありえない」とRTのトップ

Putin Ally Posts Ominous Message About U.S. Conflict With Russia

2022年11月16日(水)15時44分
キャサリン・ファン

ロシア製ミサイルが着弾し2人が死亡したとされるポーランドの町プシェボドゥフ(11月15日) REUTERS

<ポーランドにロシア製ミサイルが着弾して2人が死亡した事件で、プーチンを支持するジャーナリストは核戦争の瀬戸際までいったキューバ危機を持ち出した>

プーチンと親しいジャーナリストのマルガリータ・シモニャンは11月15日、1962年のキューバ・ミサイル危機を連想させる不吉なメッセージをネット上に投稿した。キューバ危機は、アメリカと当時のソビエト連邦の対立激化で、全面的な核戦争の瀬戸際までいった事件だ。

彼女のテレグラムチャンネルの投稿には、「こんばんは、1962年」とだけ書かれていた。

このメッセージが投稿されたのは、ロシア軍が開戦以来最も広範な空爆をウクライナに対して行った数時間後のことだ。この空爆では、2発のロシア製ミサイルがNATO加盟国である隣国のポーランドに着弾し、2人が死亡したとポーランド当局は発表している。この攻撃は、同じくウクライナの隣国で旧ソ連国のモルドバにも被害を与えた。主要な送電線が攻撃で破壊され、大規模な停電に見舞われたのだ。

国営テレビRTの編集長を務めるシモニャンは、15日の大規模空爆の直後、ポーランドでの爆発事件がロシアからのミサイルによるものかどうかに疑問を投げかけ、「核でポーランドを灰にすることもできる我が国を非難する前に、労を惜しまず証拠を提示するべき」と発言した。

プーチン政権の代弁者として、ウクライナ侵攻は戦争ではないと主張するシモニャン


彼女はソーシャルメディアへの投稿で、ミサイルはウクライナから飛来した可能性のほうが高いと主張。「最新の」ロシアのミサイルがコースを外れる可能性は「生きた恐竜に出会うのと同じぐらい」あり得ないことだと述べた。

【SNS】ポーランドのミサイルはどこから来た? 激論交わすツイッタラー

「国防が弱い」と非難

シモニャンの推測では、ポーランドに落ちたミサイルは「ウクライナのミスか、ポーランドの挑発、あるいはイギリスの仕業である可能性が高い」という。

15日に起きたポーランドへのミサイル着弾は、この戦争においてロシアのミサイルがNATO加盟国に向けて発射された初めてのケースであり、この事件が世界大戦や核戦争へのエスカレーションにつながる可能性が取り沙汰されている。

NATO条約第5条では、「ヨーロッパまたは北米の加盟国1カ国またはそれ以上の国に対する武力攻撃は、加盟国全体に対する攻撃とみなす」とされている。

1962年のキューバ・ミサイル危機は、アメリカとソ連の対立の結果として国家間の核危機が展開した最後のケース。米国務省では、冷戦時代の「2つの超大国が核戦争に最も近づいた瞬間」と表現している。

一方、シモニャンはポーランドは「守りが弱い」と非難。国防が弱いため、ポーランドは「誰にでも、どんなものにでも、偶然であっても、やられてしまう。NATOのどの国も、ポーランドが誰に、なぜ、何で攻撃されたかもわからないだろう」と発言した。

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