最新記事

米中間選挙

米中間選挙、激戦地アリゾナで投票機故障 「左派寄りの地域では起きていない」と共和党候補

2022年11月9日(水)11時20分
中間選挙の投票所

米連邦議会中間選挙の激戦地とされるアリゾナ州で、投票開始からわずか数時間後に数十台の電子投票集計機が故障した。これをトランプ前大統領や共和党支持者らが、民主党に対する非難材料としている。(2022年 ロイター/Jim Urquhart)

米連邦議会中間選挙の激戦地とされるアリゾナ州で、投票開始からわずか数時間後に数十台の電子投票集計機が故障した。トランプ前大統領や共和党支持者らは問題発生に乗じて、民主党の選挙不正を改めて訴えた。

地元当局者によると、人口の多い南部マリコパ郡で電子投票集計機の約20%が故障しており、技術者が修理に当たっている。ただ、投票用紙を機械で読み込めなくても全て集計するとしている。

同郡の当局者らによると、当初は郡全体の4分の1の投票所で60台程度が故障していたが、投票開始から8時間後の午後2時までに17台を修理した。

州知事候補のカリ・レーク氏(共和党)はこの問題を取り上げ、自身のツイッターアカウントで「有権者への警告」を発した。その後、記者団に対し左派寄りの地域では故障は起きていないと主張した。

レーク氏を含む同州の主要な共和候補は2020年の大統領選で不正があったとのトランプ氏の主張を支持している。大統領選では、バイデン氏が僅差で同州を制した。知事選も僅差の争いが予想されている。

同州での投票が終了する約3時間前に、レーク氏、同州の連邦上院議員共和候補ブレイク・マスターズ氏、共和党全国委員会が緊急訴訟を提起。集計機の不具合を理由に、マリコパ郡での投票時間を3時間延長して午後10時までとし、それらの集計機による早期投票数の発表を午後11時まで遅らせるよう判事に求めた。

投票機の故障は、共和党支持の有権者の間でも不信感を生じさせた。トランプ氏が自身のソーシャルメディア「トゥルース(真実)・ソーシャル」で批判的な投稿をしたことも不正への懸念をあおった。

投稿は「アリゾナ州から、共和党/保守派が多い地域で投票機が正常に作動していないとの報告が来ている。またか?国民は我慢できない!」と批判した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トルコのイスラエル総領事館前で銃撃戦、 犯人1人死

ワールド

高市首相「年を越えて石油確保」、補正考えず 予算成

ビジネス

UBS、2026年のS&P500指数目標引き下げ 

ワールド

イラン、米との恒久的和平協議に前提条件設定 海峡通
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 4
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 5
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 6
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 7
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 8
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 9
    地面にくねくねと伸びる「奇妙な筋」の正体は? 飛行…
  • 10
    トランプ、イランに合意期限「米東部時間6日午前10時…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 3
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 8
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 9
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 10
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中