最新記事

英王室

ヘンリー王子とメーガン妃、公開写真に表れた英王室への「露骨な対抗心」

2022年10月27日(木)11時54分
キャサリン・アルメシン
ヘンリー王子とメーガン妃

Danny Lawson/Pool via REUTERS

<ヘンリー王子夫妻の新たなオフショットが公開されたが、そこからは「自分たちは海の向こうのもう1つの王室」という意識が見えるとの指摘が>

イギリスのヘンリー王子とメーガン妃のオフショットが公開され、注目を集めている。一見すると仲睦まじい夫婦の微笑ましいワンシーンなのだが、一方で写真公開のタイミングなどから、これはヘンリー王子とメーガン妃の英王室に対する「対抗心」が表れたもので、「海の向こうにもう1つの王室がある」と言わんばかりの行動だとする声も上がっている。

■【写真】王室への対抗心が...物議を醸したヘンリー王子夫妻の新オフショット

写真を撮影したのは、夫妻と親交のあるフォトグラファーのミサン・ハリマン。9月5日に英マンチェスターで行われた「ワン・ヤング・ワールド・サミット」に出席した際の夫妻の写真を、新たに投稿した。

インスタグラムに先週末に投稿されたこのスナップ写真は、イベントの舞台裏で手をつないで微笑むヘンリー王子とメーガン妃の姿を映している。2人は屈託ない表情で、メーガン妃がスピーチのために登壇する直前に撮影されたと見られる。

ハリマンは「サセックス公爵夫妻との楽しいひととき」とキャプションに添えた。

ソーシャルメディアユーザーや王室ファンは、夫妻の甘いひとときに大いに盛り上がった。

「美しい」「この2人が大好き」「妻を見つめるヘンリー王子がいい!」などと、ユーザーはコメント。「すごく素敵」「美しさ、愛、敬愛を見事に捉えている!」といった声も上がった。

ハリマンは今月初めにも、同じイベントの舞台裏で撮影した夫妻の公式写真を2点公開している。1枚は、メーガン妃が、カメラ目線で微笑むヘンリー王子と指を触れ合わせながら、カメラを真っ直ぐ見据えている。もう1枚はモノクロで、登壇する直前の2人を横から撮影したものだ。2人は指を絡めて手をつないでいる。

英王室へのライバル心が見え見え?

ただ、これらの写真が公開されたタイミングに、眉をひそめた人は少なくなかった。その2日前に英王室が、チャールズ国王、カミラ王妃、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃のいわゆる新「ファブ・フォー(素敵な4人)」のポートレートを公開したばかりだったからだ。

ちなみにヘンリー王子夫妻が王室を離脱して米カリフォルニアに移住する前は、ウィリアム王子夫妻とヘンリー王子夫妻が「ファブ・フォー」と呼ばれていた。

チャールズ国王ら4人の写真は、エリザベス女王の国葬前夜に世界のリーダーを招いて開催されたレセプションで撮影されたもの。ヘンリー王子とメーガン妃はこれに招待されなかったため、ライバル心から自分たちの写真を公開したのではないかとの憶測が飛び交った。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン大統領と外相が死亡、ヘリ墜落で 国営TVは原

ビジネス

EVポールスター、ナスダックが上場廃止の可能性を警

ワールド

仏当局、ニューカレドニア暴動はアゼルバイジャンが扇

ワールド

頼清徳氏、台湾新総統に就任 中国に威嚇中止を要求
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の「ロイヤル大変貌」が話題に

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイジェリアの少年」...経験した偏見と苦難、そして現在の夢

  • 4

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『…

  • 5

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 6

    「裸に安全ピンだけ」の衝撃...マイリー・サイラスの…

  • 7

    「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王…

  • 8

    「すごく恥ずかしい...」オリヴィア・ロドリゴ、ライ…

  • 9

    中国の文化人・エリート層が「自由と文化」を求め日…

  • 10

    日本とはどこが違う? 韓国ドラマのオリジナルサウン…

  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 3

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 7

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 8

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 9

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 10

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中