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ロシア、ノルドストリーム1のガス供給さらに削減し8割減へ 戦場越えて影響拡大

2022年7月26日(火)10時05分

これについて国連報道官は、黒海の港からウクライナの穀物を輸出する最初の船舶が数日以内に出港できる可能性があると表明。ジョイント・コーディネーション・センター(JCC)が海運業界と連絡を取り、近い将来に船舶の詳細な手続きを公表すると明らかにした。

ただ、ロシアは合意署名の翌日の23日にオデーサ(オデッサ)港をミサイルで攻撃。ロシアのラブロフ外相はこの日、ラブロフ外相はオデーサの攻撃について、港の軍事インフラが標的だったとし、穀物輸出再開に向けた合意文書にはロシアによるウクライナ軍事インフラ攻撃継続を阻止する内容は盛り込まれていないと指摘。ウクライナの黒海の港からの穀物輸出に障壁はないと述べた。

ロシア軍、東部で広範な砲撃

こうした中、ウクライナ軍はロシア軍が東部で広範な砲撃を行ったと報告。ロシア軍は東部ドンバス地方の工業都市バフムートに新たな攻勢をかける準備を整えているとの見方を示した。

ウクライナはこの日、先月に米国から供与された高機動ロケット砲システム「ハイマース」を用いた攻撃で、ロシアの弾薬庫50カ所を破壊したと発表した。ロシアはこの件についてコメントしていないが、ロシア国防省はハイマース向けの弾薬庫を破壊したと表明している。

[ロイター]


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