最新記事

ウクライナ戦況

ロシア軍、地上戦力の3分の1を失った可能性──英国防省

Russia Likely Lost 'One Third' of Ground Force in Ukraine: UK Defense

2022年5月16日(月)17時09分
ジェイソン・レモン

「5月11日にドネツ川の仮設の橋を渡ろうとしていたロシア軍の自動車化狙撃旅団がウクライナ(軍の攻撃)によって大きな被害を受け、ロシアの有名な軍事ブロガーらは衝撃を受けた。彼らはロシア軍の無能ぶりについて、数十万人いるフォロワーに向けて語り始めた」と報告書には書かれている。

プーチンらロシア政府上層部は侵攻を正当化するため「ウクライナ政府指導部はナチスだ」という奇妙な主張を展開している。だが実際には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はユダヤ人で、第二次世界大戦中にナチス・ドイツに殺された親族もいる。

アメリカやカナダ、西ヨーロッパの国々はウクライナ支持で一致、大規模な軍事・人道支援を提供している。米連邦議会は今週、400億ドル近い追加支援予算を共和・民主両党の支持で承認するとみられている。

ゼレンスキーは14日、キーウを訪問したミッチ・マコネル上院院内総務ら米共和党の有力上院議員3人を歓迎した際、米連邦議会がウクライナ支援を超党派で支持していることを高く評価した。1日にはナンシー・ペロシ下院議長ら少数の民主党下院議員もキーウを訪問、ゼレンスキーと面会している。

ゼレンスキーはマコネルの訪問を「ウクライナに対する米連邦議会とアメリカ国民の党派を超えた支持を示す強力なシグナルだ」と述べた。

ニューズウィーク日本版 2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月7日号(9月30日発売)は「2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡」特集。投手復帰のシーズンも地区Vでプレーオフへ。アメリカが見た二刀流の復活劇

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECBは景気停滞対応へ利下げ再開を、イタリア予算案

ワールド

ガザ支援船、イスラエル軍が残る1隻も拿捕

ビジネス

世界食糧価格指数、9月は下落 砂糖や乳製品が下落

ワールド

ドローン目撃で一時閉鎖、独ミュンヘン空港 州首相「
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 5
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 8
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 9
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」…
  • 10
    1日1000人が「ミリオネア」に...でも豪邸もヨットも…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 5
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 9
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 10
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中