最新記事

英王室

カミラが王妃?そんな裏切りはダイアナと英国民が許さない

Princess Diana's Legacy Hangs Over Camilla's Fate As Queen Consort

2022年2月8日(火)18時17分
ジャック・ロイストン

チャールズは1981年にダイアナと結婚したが、チャールズがカミラとの不倫を続けていたことが原因で、1990年代のはじめに結婚は破綻した。2人は1992年に別居を始め、1996年に離婚。その翌年の1997年8月に、ダイアナはパリの自動車事故で亡くなった。

英王室は以前、カミラの位置づけについてウェブサイトでこのように説明していた(この一節は2017年10月頃に削除されている)。「2005年4月の結婚当時に説明されたとおり、ウェールズ皇太子が国王に即位すれば、公爵夫人は国王夫人として知られることになる」

カミラがチャールズとダイアナの離婚の一因になったことについては、ダイアナ自身が語った音声が残されている。これはダイアナが極秘で自伝を出版するために録音し、伝記作家のアンドリュー・モートンにこっそり渡していたものだ。

録音テープの中でダイアナは、「彼女のことはとても早い段階で知っていました。王室と親しい人々に紹介されたときです。私はとても若かったけれど、脅威と見なされました」と述べている。

「夫が欲しい」とダイアナ

「カミラについては、チャールズと何度も議論しました。一度、彼がお風呂に入りながら彼女に電話しているのを聞いたことがあります。彼はこう言っていました。『何があっても、僕はずっと君を愛している』と」

「私がその会話を聞いていたことを彼に言うと、ひどい喧嘩になりました」

ダイアナはモートンに、1989年にあるパーティーでカミラと対峙し、夫との関係について問い詰めたことがあると語った。

するとカミラはこう答えたという。「あなたは欲しいものを全て手に入れているでしょう。世界中の男があなたに恋しているし、美しい子どもが2人いる。それ以上、何が欲しいの?」

この言葉にダイアナはこう答えた。「私は自分の夫が欲しい」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏銀行、資金調達の市場依存が危機時にリスク=

ビジネス

ビットコイン一時9万ドル割れ、リスク志向後退 機関

ビジネス

欧州の銀行、前例のないリスクに備えを ECB警告

ビジネス

ブラジル、仮想通貨の国際決済に課税検討=関係筋
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 3
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 4
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 5
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 9
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 10
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 10
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中