最新記事

レビュー

<新製品>アーミーナイフばりにロマンあふれる多機能マネークリップに注目!

This Crazy Money Clip Multi-Tool Sports a Comb and Spork

2021年10月4日(月)18時53分
スコット・サーラー
MT03マネークリップ&コーム・マルチツール

くしと先割れスプーンが目立つが、ねじ回し栓抜きなど使い途はいろいろ SCOTT THARLER

<多機能ぶりならスイス・アーミーナイフにも負けない? お金を持ち運ぶのはもちろん、日常生活のあちこちで役に立つ>

多機能と言われるとついつい心引かれてしまうのは人間の性なのだろう。時計付きのラジオに始まり、録画機能付きテレビにプリンタ複合機、いまや誰もが使っているスマートフォン......。その最たるものが「スイス・アーミーナイフ」だ。

ダンゴ・プロダクツの「MT03マネークリップ&コーム・マルチツール」もそんな多機能ツールの1つ。まず目を引くのは先割れスプーンや髪をとかすくしのような部分だが、実は「ちょっと目先が変わったアイテム」にとどまらない完成度の、携帯に値する製品だ。

twoparts.png
SCOTT THARLER

素材は高炭素ステンレス鋼。米運輸保安局(TSA)の定めた機内持ち込みの基準にも適合している。主な機能は以下の通り。

・プラスとマイナスのネジ回し
・10ミリと6ミリの六角レンチ
・簡易分度器
・釘抜き兼コードカッター
・7センチ定規
・栓抜き
・スマホスタンド
・髪やひげをとかすくし
・フォーク兼マネークリップ

縦横どちらにも使えるマネークリップ

商品名にもなっているマネークリップ機能だが、フォーク兼用のクリップ部分は脱着が可能。製品紹介ビデオを何回か見てやっとできるようになった。外すと携帯性はさらにアップする。なお、定規や栓抜きとして使う場合にはクリップがないほうがやりやすいという声も。

moneyclip.png
SCOTT THARLER

クリップは短辺にも長辺にもつけられる。ただし、長辺のほうは定規が、短辺のほうには釘抜きがついている。脱着については、取り付け用の穴との位置合わせやぱちんとはめる時の力加減が分かるまでちょっと練習が必要だ。数回やれば慣れるはずだが。

使ってみた感想としては、クリップは短辺に付けるほうが便利。ポケットからマネークリップを取り出す時のことを考えても、そのほうがより自然に感じられる。私自身は試していないが、ダンゴ・プロダクツが販売している機能性重視のミニマルな財布とセット使いするなら、縦横どちら向きにも使えるのは便利だろうと思う。

くしの使い心地については、私自身は出先で髪をとかす必要がないのでレポートできない。だが他の機能については、とても便利だと思ったものがいくつかある。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結

ワールド

英、中東に戦闘機を移動 地域の安全保障支援へ=スタ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 2
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 3
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されずに「信頼できない人」を見抜く方法
  • 4
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 5
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 6
    構想40年「コッポラの暴走」と話題沸騰...映画『メガ…
  • 7
    逃げて!背後に写り込む「捕食者の目」...可愛いウサ…
  • 8
    「結婚は人生の終着点」...欧米にも広がる非婚化の波…
  • 9
    4年間SNSをやめて気づいた「心を失う人」と「回復で…
  • 10
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 7
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 8
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 9
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中