最新記事

インターネット

FBとインスタの大規模障害、復旧の兆しも約178億円の経済損失

2021年10月5日(火)11時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

写真はイメージ pearleye-iStock

<深夜に発生したFacebookの不具合は、復旧しつつもドミノ倒し的に各所でトラブルが起きている。SNSをビジネスに活用する事業者から悲鳴も...>

米フェイスブック(FB)グループ全体で35億人を超えるユーザーを擁するサービス、Facebook、Instagram、WhatsApp、Facebook Messengerで大規模な不具合が発生。一連のサービスに障害が見られるようになったのは、10月4日の16時44分(現地時間)。ウェブアプリでもモバイルアプリでもアクセスできない状態が続いている。日本でも深夜からダウンが始まり、世界中から「フィード更新ができない」など、接続の問題が報告された。Instagramに表示される"5xx server error,"はFacebookのサーバーに問題があることを示すものだ。

しかし、日本時間の朝7時半頃にTwitterを通じ「(Facebookの障害は)復旧しつつあると喜んで報告する」とFacebook公式アカウントが投稿。事態の収束に向けて動いているが、被害の全容は明らかでない。

Facebookは他の多くのアプリやサービスへのサインインに使用されるため数珠繋ぎ的に、ショッピングサイトにログインできなくなったり、スマートTV、サーモスタット、その他のインターネット接続デバイスにサインインできないなど、連鎖的に各所でトラブルが起きた。

これに対しFacebookは、Twitterから公式アカウントで日本時間の午前1時22分、システム障害を認めたうえで「できるだけ迅速な復旧に努めておりますが、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と釈明した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

三井物産、26年3月期は14%減益見込む 市場予想

ビジネス

エアバスCEO、航空機の関税免除訴え 第1四半期決

ビジネス

日銀、無担保コールレート翌日物の誘導目標を0.5%

ワールド

日韓印とのディール急がず、トランプ氏「われわれは有
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 2
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 3
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    中居正広事件は「ポジティブ」な空気が生んだ...誰も…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 10
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中