最新記事

日本政治

横浜市長選で惨敗、菅首相に一段の逆風 自民党内に強まる衆院選への不安

2021年8月23日(月)10時48分

選挙アナリストの衆院選予測では、自民の大幅議席減で自公が過半数ギリギリの水準に落ち込む可能性がゼロとは言えない情勢になりつつある。選挙プランナーの松田馨氏は週刊朝日8月20─27日号で、自民が63議席減の213と単独過半数(233)割れを予想。公明の議席予測(26)と併せても239と試算している

総裁選には、すでに高市早苗前総務相と下村博文政調会長が出馬する意向を明らかにしている。岸田文雄前政調会長も19日の派閥会合で「総裁選の日程が確定したら、私自身がどう関わるかをしっかり考えて行きたい」と語った。

二階氏や安倍氏の動き

菅氏の続投を支持してきた自民党の二階俊博幹事長、安倍前首相、麻生太郎財務相らの姿勢に今のところ目立った変化はない。自民党内でも幹部の間では「嵐の中で船長を変えるのはとんでもない」、「首相を変えても選挙基盤が弱い議員の当落は変わらない」と静観する声が聞かれる。

自民党総裁任期は9月30日、衆議院の任期は10月21日。8月24日の役員会の後、26日には党の選挙管理委員会が開かれ総裁選日程が正式決定される。

昨年9月の総裁選で菅氏に敗れた石破茂元幹事長は20日、自身のブログで「感染急拡大の最中に、(総裁選に)名乗りをあげると表明することには違和感を覚える」と出馬に消極的な姿勢を示した。小泉進次郎環境相も20日の記者会見で「もう一度、闘う首相の良さを多くの方に感じていただけるような機会にしてほしい」と述べ、首相再選支持を明言した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・中国人富裕層が感じる「日本の観光業」への本音 コロナ禍の今、彼らは何を思うのか
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

ストライプ、ペイパルの買収か一部事業取得検討か=ブ

ビジネス

米EVルーシッド、第4四半期損失が予想上回る

ワールド

米、ヨルダン川西岸入植地でパスポート業務提供へ

ワールド

米上院議員、ウクライナ支持決議案提出 トランプ氏一
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 5
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 8
    「極めて危険」──ゼレンスキー、ロシアにおける北朝…
  • 9
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 10
    武士はロマンで戦ったわけではない...命を懸けた「損…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中