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ついに動き出した韓国大統領選、支持率下落の親・文在寅派は苦戦必至

2021年7月14日(水)11時34分
ジェナ・ギブソン(シカゴ大学政治学博士課程在籍)

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民主党で文の後継候補と目される李洛淵 YONHAP NEWS/AFLO

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与党内最有力候補の李在明 HEO RANーREUTERS

大統領選の前哨戦に位置付けられた4月のソウル・釜山の市長選で、「国民の力」はダブル勝利を収めている。体制の「若返り」も奏功して党員数が増加し、大統領選挙戦の本格始動に向けて党の自信も増す一方だ。

「共に民主党」にとっては、親文派とアンチ文派に分断された党内の統一が最大の障害になりそうだ。手遅れにならないうちに候補者を一本化し、一致団結して戦えるかが問われている。

対する「国民の力」は、現時点で支持率トップの尹を正式に自陣に取り込む必要がある。この試みに成功しても、大統領選は9カ月先だ。それまで尹の勢いを持続させられるか。政権交代の実現は、その答えに懸かっている。

©2021 The Diplomat

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