最新記事

セレブ

ブリトニー・スピアーズが後見人に避妊リングを強制されているのは不当と訴え

Britney Says Her Conservators Won’t Let Her Remove IUD

2021年6月24日(木)16時57分
ダニエル・ビラリアル
ブリトニー・スピアーズ

何かとお騒がせのスピアーズだが、ファンは彼女の「解放」を求める Eduardo Munoz/File Photo-REUTERS

<スピアーズはアーティストとして成功し5000万ドルの資産をもちながら、父親に「認知症」と呼ばれて自由に金を使えず、妊娠もできない>

人気歌手ブリトニー・スピアーズが、成人後見人に子宮内避妊具(IUD)の装着を強制されているのは不当だと裁判所に訴えた。自分はIUDを外して、赤ちゃんを産みたいのだ、と。

2008年から財産管理と生活面でのさまざまな決定について成人後見人制度を適用されているスピアーズは、適用の取り消しを求めており、6月23日にロサンゼルス郡裁判所にリモート出廷し、陳述を行なった。

スピアーズに言わせると、後見人制度は過剰に自分を支配し、自分を利用しようとするものだ。彼女はそのストレスから鬱状態に陥り、眠れなくなって、毎日泣いていると、裁判所に訴えた。

「結婚して赤ちゃんを産めるようになりたい。私は避妊のためにIUDを装着しているが、(後見人らは)もう子供を産ませまいとして(IUDを外す医療的処置を許可してくれない)」

スピアーズはさらに「彼らは私に週3回セラピーを受けさせ、精神科にも通わせている」と陳述した。「この後見人制度は虐待にほかならない。自由を奪われ、自分らしく生きられない」

ファンが「解放運動」を展開

これに対し、後見人制度の適用を求めた父親のジェイミー・スピアーズの弁護士は法廷で、「スピアーズ氏は娘が苦しみ、非常に傷ついているのを見るに忍びないのだ」と述べた。「彼は娘を心から愛している」

スピアーズの父親は2008年にロサンゼルス郡上級裁判所に、娘の資産と健康を守るため、緊急措置として「一時的な後見人制度の適用」を申し立て、認められた。その年のうちに追加的な手続きが行われ、制度は継続されることになった。

父親が後見人制度を求めたのは、スピアーズが薬物依存症の治療施設に入退院を繰り返したことに加え、過去に2回精神病院に入院したことがあるからだ。スピアーズには別れた夫ケビン・フェダーラインとの間に2人の息子がいるが、メンタルヘルスの問題で親権を失った。

今回の訴訟では、父親は5000万ドルを超える娘の資産が悪用されたり騙し取られたりしないよう、後見人制度の継続が必要だと訴えている。判例を見る限り、スピアーズが制度の取り消しを勝ち取るには、適切な判断ができる精神状態であることを証明しなければならない。

スピアーズのファンらは、後見人制度は不必要で違法だと主張し、ネット上で#FreeBritney(ブリトニーを解放せよ)運動を繰り広げている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

26年度予算案の今年度内成立目指す、消費税率ゼロは

ワールド

ECB総裁が任期満了前に退任とFT報道、仏大統領在

ワールド

ウクライナ和平協議、2日目は2時間で終了 「困難な

ビジネス

英CPI、1月は前年比+3.0% 昨年3月以来の低
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 2
    ポーランドが「核武装」に意欲、NATO諸国も米国の核の傘を信用できず
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 7
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    極超音速ミサイルが通常戦力化する世界では、グリー…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中