最新記事

感染症対策

日本の主要企業コロナワクチン「職域接種」取組状況まとめ

2021年6月9日(水)11時50分
新型コロナウイルスのワクチン接種

政府が新型コロナウイルスワクチンを職場で打つことを認めたことで、「職域接種」に向けた取り組みを打ち出す企業が相次いでいる。東京都で2月17日、代表撮影(2021年 ロイター)

企業が新型コロナウイルスワクチンを従業員に接種する「職域接種」の受付が8日、始まった。政府は「最低1000人に2回、計2000回程度の接種を行うことを基本」として人数や期間の計画を提出するよう求めているが、大規模接種はほぼすべての企業にとって未経験の事態。開始まで2週間を切り、各社で「手探りの突貫工事」(製造業の総務担当者)が行われている。

主な企業の取り組みは以下の通り。

ルネサスエレクトロニクス

21日の接種開始を目指し、政府へ申請を行った。まずは接種対象を従業員とし、その後ワクチン供給量や自治体の意向を確認した上で、従業員の家族や地域住民の方々への接種についても検討する。

東京海上ホールディングス

21日から本社ビルを接種会場として、東京23区内に勤務する東京海上日動などのグループ会社社員、最大1万人に対して接種を実施する準備を進めている。基礎疾患を持つ一部の家族も接種の対象とする。実施期間は8月末までを予定。今後、対象者や対象エリア(東京23区外や大阪、名古屋など)の拡大も検討していく。

日立製作所

東京都、神奈川県、茨城県の一部事業所で、グループ従業員を対象に、7月以降をめどに実施を検討中。

丸紅

本社ビル内で21日に開始し、8月中旬終了予定。対象者は丸紅本社ビル勤務者等の希望者全員で、4000―5000人程度を想定。

関西電力

21日以降、準備が完了し次第開始、終了時期は接種状況を踏まえて決定。接種場所は本店、原子力発電所。対象は関電・関西電力送配電の従業員とその家族、グループ会社従業員、協力会社従業員。接種規模は約月5000回で、予約状況に応じて柔軟に対応。

ソフトバンクグループ

21日から順次開始。ソフトバンクグループ、ソフトバンク、グループ会社の従業員・同居家族のほか、ソフトバンクショップやワイモバイルショップ、コールセンターに勤務するスタッフ合計10万人規模。まずWeWork乃木坂で実施し、都内の他拠点やその他地域にも接種会場を設ける予定。

NTT

7月以降、準備が整い次第、1日あたり750人、年内に計4万人分の職域接種を実施する方向。

楽天グループ

21日をめどに準備が整い次第、東京の楽天本社オフィス「楽天クリムゾンハウス」で開始し、地方支社でも接種会場を順次設ける予定。対象は、日本国内の楽天グループ会社従業員・楽天メディカルジャパン従業員(各間接雇用含む)、およびその家族。今後、条件が整えば、近隣住民を対象としたワクチン接種機会の無償提供も検討している。接種人数は計約6万人。

サントリーホールディングス

21日から国内の各事業所で順次開始。対象は国内グループ会社の従業員約1万9000人とその家族。従業員の接種は勤務時間扱いとし、副反応が出た場合は有給休暇を付与。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、代替関税率を10%から15%に引

ビジネス

エヌビディアやソフト大手の決算、AI相場の次の試金

ワールド

焦点:「氷雪経済」の成功例追え、中国がサービス投資

ワールド

焦点:米中間選挙へ、民主党がキリスト教保守層にもア
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 2
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 7
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 8
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 7
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 8
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中