中国国営メディアの環球時報は、中国外交部直轄の大学である外交学院(China Foreign Affairs University)の李海東教授の発言として、日本の国際交流基金プログラムは米国務省が始めたものであり、おそらくは中国に潜入して革命を扇動することを目的としていたと伝えている。

報道によれば、中国の米大使館が5月に発表した新たな資金援助プログラムは、中国国営メディアによって、「裏切り者を募集するための活動」と表現されているという。

「裏切り者」として反発を浴びているのは蒋方舟だけではない。新型コロナウイルス感染拡大でロックダウン中の武漢での生活を綴ったオンラインブログを書籍化として2020年9月に出版した(『武漢日記』:河出書房新社)作家の方方(ファンファン)は、「中国政府の危機対応に対する欧米の批判を勢いづけた」との非難にさらされた。

中国政府子飼いの暴徒

ウォールストリート・ジャーナル紙の報道によれば、中国でナショナリズムが著しく台頭している一因は、同紙が過去数十年で中国最強の指導者と呼ぶ習近平国家主席にあると見られる。

習近平が公約として掲げた、中華民族の偉大なる復興という「中国の夢」の実現は、オンライン上の暴徒を生み出している。中国指導部を少しでも批判する者が表れると寄ってたかって吊し上げる輩だ。

方方はウォールストリート・ジャーナル紙に対して、「暴徒たち、とりわけ政府が支援している暴徒のグループには、ひとりで立ち向かおうとしても無駄だ」と話している。

本誌は、日本の国際交流基金にコメントを求めたが、本記事の公開までに返答は得られなかった。

(翻訳:ガリレオ)

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