英下院は30日、政府が欧州連合(EU)と合意した自由貿易協定(FTA)を承認した。EU離脱移行期間の年内終了を控え、双方が新たな関係を始める準備が整ったことになる。

双方はこの日、協定に署名した。英議会の最終承認で4年余り続いた離脱交渉が完了する。

ジョンソン英首相は議会で、利益が一致すればEUと「手を取り合って」協力したいとし、英国が新たに得た主権を通じて国内経済を再構築すると指摘。「EU離脱は終わりではなく始まりだ。取り戻した権限、再び戻ってきた手段を最大限に活用する責任はわれわれ全員にかかっている」と強調した。

下院では521対73の賛成多数で可決。法案は上院の承認を経て成立する。

EU加盟国政府は前日、来年1月1日からの暫定発効に向けてFTAを承認した。

24日の合意以来、FTAには批判も出ている。野党労働党はあまりにも内容が薄く、サービス部門の貿易が保護されていないと指摘。漁業従事者は首相が利益を売り渡したと非難しているほか、北アイルランドの地位を巡っても多くの不確実性が残っている。

[ロイター]
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